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布団掃除にはレイコップよりダイソンの掃除機の方が効果的
(2014/2/24 17:28)
ハウスダスト対策には掃除が一番
ダイソンは、家の中にあるハウスダストについてのセミナーを都内で開催した。
ハウスダストとは、ダニやカビなど生活に関わる害虫や微生物のことを指し、人の身体に悪影響を及ぼすこともある。日本人の生活・暮らしを化学・研究しているエフジーシー総合研究の農学博士 川上祐司氏は、「ハウスダストはアトピーやアレルギーの原因となり得るが、実際家の中には様々なハウスダストが存在する。例えば、長期間保存されたパンケーキミックスの中には、0.5g中に15,277頭ものコナヒョウダニが混入していた。このパンケーキミックスで作ったホットケーキを食べた12歳の女児は、全身に蕁麻疹が出た。食品中のダニによりアナフィラキシーショックが起きたという症例だ」と説明し、ハウスダストの怖さを訴えた。
一方、「ハウスダスト対策には、掃除が一番」だという。3日に1回程度の掃除が適切で、ダニが好む高温多湿の状態を作らないこと、パンケーキミックスやお好み焼き粉などの粉もの食材は夏場冷蔵庫で保管するのが良いという。また、掃除に適した掃除機としては、「吸引力が強く、微粒粉塵を吸い取ることができ、排気口からアレルゲンを排出しないもの」を推奨する。
布団掃除のシミュレーションで圧倒的な差が
会場では、これらの説明を踏まえて、ダイソンのハンディクリーナー「DC61」と、布団掃除機「レイコップRS(アールエス) RS-300」を使ったデモンストレーションが行なわれた。デモンストレーションでは、ベビーパウダー20gをマットレスの上にまき、ベビーパウダーがマットレスの繊維の中に入り込むように手ですり込む。その上から綿100%の布(シーツ)を覆い被せ、その上からベビーパウダーを吸い上げる。
これは、ダニなどのハウスダストがシーツの奥底にいることが多いので、それを再現したものだという。
用意されたレイコップの製品は新品で、コンセントを電源につないだ状態。ダイソンのDC61は、既に使った製品で、バッテリーは満充電の状態。レイコップはパワーモードで、5往復、ダイソンはノーマルモードで3往復した。
結果は歴然だった。ダイソンの方はベビーパウダーがかなり吸い上げられていたのに対し、レイコップはほとんどのベビーパウダーが残っていた。また、内部のフィルターにも差があった。レイコップは、フィルターに白いベビーパウダーが付着していたが、ダイソンのフィルターには付着していなかった。
これは独自のサイクロン技術により、微細なゴミと空気を分離しているからだという。
農学博士 川上祐司氏は、効果的な布団掃除について「日がよく出る午前10時から午後2時まで約4時間、表と裏を返しながら日干しし、その後に掃除機をかけるのが良い。布団を乾燥させることで、よりダニが取りやすくなる」とアドバイスした。