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バルミューダ加湿器Rain、部屋になじむ佇まいで性能も進化

加湿器「Rain」

バルミューダは、加湿器「Rain(レイン)」の新モデル「AHM01JP」を11月上旬に発売する。価格は69,300円。10月23日より予約受付を開始する。

花器や壺に着想を得たデザインが特徴の加湿器で、2013年に発売されたモデルが新しくなって登場。加湿は気化式で、水タンクからフィルターが吸い上げ、蒸発した空気をファンの風にのせて部屋に広く届ける。適用畳数の目安は約18畳。

加湿器としての基本機能は従来モデルを踏襲しつつ、上部の高精細ディスプレイやスピーカーによる多様な表現が可能になったほか、内部構造の見直しにより加湿性能とメンテナンス性を高めたのが大きな特徴。風量は5段階で調整可能。Wi-Fiを備え、スマホアプリでも操作できる。

大きなディスプレイとタッチ操作部

「人が快適と感じる約50%の湿度を自然に作り出す」としており、エネルギー効率が高く、雑菌を放出せず、過剰な加湿をしないという。気化式のため、スチーム式などに比べると加湿能力では不利だが、熱を使わない安全性を持ちながら、2つのフィルターと銀イオンカートリッジによる清潔性を実現した。

大きな進化は操作などインターフェイスの部分。4インチの液晶ディスプレイで室温、湿度、タンク容量などの情報を表示。モードや風量は上部ボタンのタップやスワイプで操作できる。

ディスプレイと背面のスピーカーによる新たな表現「Ambient Time」に対応。自然をテーマにしたサウンドと映像、光の組み合わせで、寝る前などにも落ち着いた雰囲気を演出する。

Ambient Timeのサウンドと映像で落ち着いた時間を過ごせる
本体背面にスピーカーを配置

Ambient Timeのモードは3種類で、雨の音やコオロギの鳴き声の「Long Rain」、手漕ぎボートのオールが水面を叩く「Infinity Boat」、日本の原風景を思い起こさせるせせらぎや虫の声の「Satoyama」を用意する。

給水タンクは容量4Lで、植木に水をあげるように上から注げる。注水するとディスプレイにシンボルが表示され、その映像は生き生きと泳ぐ金魚、または水面に浮かぶもみじの葉の2種類から選べる。

上から給水できるため、タンクなどを取り外したりする手間がない

給水タンクや加湿フィルターは丸洗いが可能。新たに、ファンの取り外しも可能になったことで、より清潔さを保てる。

ファンを取り外して掃除できるようになった

新アプリのBALMUDA Connectは、直感的にRainを操作できる。離れた場所からも操作できるため、外出先から帰る前に、部屋を快適な状態にしておくといった使い方もできる。

アプリのBALMUDA Connect画面
本体の奥にあるのは初期のモック
完成までの試作機

本体サイズは341×341×352mm(幅×奥行き×高さ)、重量はACアダプター込みで約5kg。満水時は約9kg。

Rainや超高級ランタンを見られる体験イベントも

ポータブルLEDランタン「Sailing Lantern」

新製品のRainのほか、10月下旬に予約を開始するポータブルLEDランタン「Sailing Lantern(セーリングランタン)」などを見られる体験イベント「life is creative.」が、東京・青山のBALMUDA The Store Aoyama 地下1階(東京都港区南青山5-5-3)で開催される。期間は10月24日(金)~11月9日(日)の12時~18時。入場は無料で事前予約も不要。

「life is creative.」会場のBALMUDA The Store Aoyama 地下1階

Sailing Lanternは、Appleの元CDO(最高デザイン責任者)、サー・ジョニー・アイブが率いるLoveFromとコラボレーションしたLEDランタン。特徴的なデザインだけでなく、55万円という価格でも注目されている。

サー・ジョニー・アイブ率いるLoveFromとコラボ

イベントでは、RainやSailing Lanternだけでなく、The Toaster Proなどの人気モデルや、その開発に至るまでのプロトタイプなど、これまで一般公開されていなかった貴重な展示が行なわれている。

既存製品の開発過程など貴重な展示が見られる