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東芝「石窯ドーム」小型モデルに熱風コンベクション 予熱を時短

石窯ドーム ER-D4000B

東芝ライフスタイルは、総庫内容量26Lのコンパクトサイズながら高機能を備えた過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム ER-D4000B」を8月に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は120,000円前後。

近年増加傾向にある単身・少人数世帯のニーズに応えた新モデルで、同社の上位モデルにも搭載されている高火力「熱風コンベクション式」オーブンを小型モデルで実現した。

「ER-D4000B」は、最高300℃の熱風コンベクション機能を備え、2段調理に対応する。これにより焼きムラを抑え、パンもふっくらと焼き上げることが可能だ。加熱スピードも速く、従来の上下ヒーター式モデルと比べて200℃までの予熱時間を約40%短縮している。さらに、「石窯おまかせ焼き」機能により、メインとなる食材を選ぶだけでセンサーが分量に合わせて火加減を自動調整するため、手軽に本格調理ができる。

パンもふっくらと焼き上げられる

あたため機能には「ハイアングル赤外線センサー」を採用。容器の影響を受けにくく、食品の表面温度を正確に検知するという。そのほか、タレの飛び散りを抑えながら中までしっかり加熱する「おかず」あたためや、-10℃から90℃までの設定温度に応じた「お好み温度」機能なども搭載する。

ハイアングル赤外線センサーを搭載

操作性にもこだわり、最上位モデル「ER-D7000B」と同じ、5インチの大型カラータッチ液晶を搭載している。説明書がなくても使い方やレシピが画面上で確認でき、210種類の自動メニューを直感的に選ぶことが可能だ。扉には「スマートダンパー」機構を採用しており、手を離しても静かに閉まる仕組みとなっている。

5インチの大型カラータッチ液晶を搭載

庫内には、撥水・撥油性のセラミックコーティング「庫内よごれプロテクト」を施し、汚れの付着を防止する。また、スチーム調理後のべたつきや結露を軽減する「庫内乾燥コース」も搭載し、手入れのしやすさも兼ね備えている。

設置性にも配慮されており、背面のコンベクションユニットを薄型化することで本体奥行き39.9cmを実現した。ハンドル部分を含めても44.9cmと省スペース設計で、左右および背面ともに壁ピッタリに設置できる。また、液晶が見やすく操作しやすい縦型パネルと、庫内間口39.7cmのワイド庫内を組み合わせた「ラクポジStyle」を採用している。

左右および背面ともに壁ピッタリに設置できる
液晶が見やすく操作しやすい縦型パネル
大皿料理も出し入れがラクなワイド庫内

デザイン面では、専用の小型冷却ファンを搭載し、ファンの位置や冷却風路構造を最適化することで、シームレスな一枚ガラスのフラットフェイスを実現した。未使用時には操作パネルの表示がブラックアウトするため、キッチン空間に溶け込む洗練された意匠性を実現している。

本体サイズは493×399×357mm(幅×奥行き×高さ)。オーブンの消費電力は1,430W。オーブンの温度調節範囲は100~250℃・300℃、発酵は30/35/40/45℃。スチーム発酵は40℃。カラーはブラックの1色のみ。

「ER-D4000B」に加え、庫内容量26Lの過熱水蒸気オーブンレンジ「ER-D90B」、同26Lのスチームオーブンレンジ「ER-D70B」、同23Lのスチームオーブンレンジ「ER-60B」も8月に発売予定。全機種に「ラクポジStyle」を採用する。市場想定価格は「ER-D90B」が69,000円前後、「ER-D70B」が58,000円前後、「ER-60B」が47,000円前後。

ER-D90B
ER-D70B
ER-60B

【訂正】価格に変更があったため訂正しました(16:45)