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ドコモ・ヘルスケア、デザインを追求した活動量計「ムーヴバンド3」

新製品の「ムーヴバンド3」

 ドコモ・ヘルスケアは、リストバンド型活動量計「ムーヴバンド3」を、3月25日に発売する。価格はオープンプライス。ドコモオンラインショップでの販売価格は13,800円(税抜)。

 腕に着けるだけで、からだデータが計測できる活動量計。オムロン ヘルスケアの高度な計測テクノロジーを採用し、歩数や消費カロリー、移動距離、早歩き・ジョギングのアクティブ時間、睡眠時間を測定することができる。

 計測されたデータは、本体ディスプレイで確認できるほか、対応アプリ「WM(わたしムーヴ)」にBluetooth経由で自動転送して、スマートフォン上で確認可能。

WM(わたしムーヴ)アプリのトップ画面
歩数のうち、早歩きと走行の歩数も分かる
睡眠は、時間だけでなく睡眠の質や中途覚醒も測定される

 新商品「ムーヴバンド3」は、スーツにもカジュアルにも合わせやすいシンプルなデザインが特徴的。カラーは、シルバー、ブラック、シャンパンゴールドの3色で、メインターゲットとなる40-60代の男性のほか、若い世代や女性の使いやすさも意識したという。

普通の人が日常的に使い続けられる機能とデザインを目指した

新製品発表会に登壇した同社代表取締役ほか

 発売に先立ち開催された新製品発表会で、同社代表取締役社長の和泉正幸氏は、次のようにコメントした。

 「ムーヴバンドは2014年1月の発売以来、販売数は6万台を超えています。これまで、アスリートや健康志向の強い方々にお使いいただくケースが多かったと思いますが、健康と睡眠への意識が高まっている今、より多くの方々に日常的にお使いいただける製品を目指して開発されたのが、このムーヴバンド3です」。

 続いて登壇した同社サービス企画部サービス企画担当課長の新山洋平氏によると、ウェアラブルデバイスの需要は、今後さらなる伸長が見込まれる一方で、所有率は約0.3%と、まだ浸透していないのが現状という。

 その理由として、「難しい。面倒くさそう」「“いかにも感”が嫌」「うっとうしくなる」といった理由が挙げられることから、「新製品は自然に使いやすいデザインと素材にこだわった」という。

ドコモ・ヘルスケアの代表取締役社長、和泉正幸氏
同社サービス企画部サービス企画担当課長、新山洋平氏

 発表会では、新CMに登場した夫婦と会社員の3名も登壇。実際に使い続けた感想として、「とても軽く、着けているのを忘れる」「スーツにも違和感なく合わせられる」「1日の活動量や睡眠の質を意識するようになった」など、使いやすさや意識の変化をそれぞれが語っていた。

 東京睡眠医学センターでセンター長を務める医師の遠藤拓郎氏も登壇。ドコモ・ヘルスケアが、3月18日の「春の睡眠の日」を前に「中途覚醒」について調査したところ、中途覚醒がもっとも多いのは“経営者と役員”という結果から、「中途覚醒するのは、ストレスホルモンであるコルチゾールが多く分泌されているため」と、ストレスの多い職業柄であると分析。「ムーヴバンドを使って初めて、自分が中途覚醒していることを知った」と言う栗原氏に対して、「マジメで几帳面なタイプの人が多い」と話した。

 なお、よい眠りのためには「“寝だめ”はせず、規則的な睡眠習慣を身につけること」が大切だそうで、「せめて日曜の朝は早く起きれば、月曜からのコンディションが整いやすい」と言い、「ムーヴバンドを使えば、気持ちだけでなく客観的にチェックできるため、習慣化できる」と話していた。

(左から)新CMに起用された、バルーンショップ経営の栗原文義氏、妻で会社員の恵子氏、ジャーナリストの仲野博文氏
新CMのコンセプトを踏襲した動画は、同社HPのほか、関東・関西の電車内ビジョンで放映予定
東京睡眠医学センターセンター長、遠藤拓郎医師

 充電はmicro USBケーブルで行なう。連続動作時間は約5日間。

 サイズは、計測器部分が約53.5×15.5×11.5mm(縦×幅×厚さ)、対象手首周がSサイズバンドが135-170mm、Lサイズバンドが150-210mm。重量は約17g。IPX5(生活防水)相当の防水性能を備える。対応機種はiOS 8以上、Android 4.4以上。

田中 真紀子