パナソニック、水銀灯より最大87%省エネの調光機能付き屋外照明
パナソニック エコソリューションズ社は、省エネ性能が高い屋外空間用の照明「LEDモールライト 【タイマー段階調光機能付き】 全周配光タイプ」8品番を、7月1日に発売する。希望小売価格は、水銀灯250W形相当が346,500円、水銀灯100W形相当が294,000円。
「LEDモールライト 【タイマー段階調光機能付き】 全周配光タイプ」の設置イメージ | 消灯中のようす | 点灯中のようす |
従来の水銀灯とのスペック比較 |
公園や広場、学校や駐車場など、屋外空間を広範囲に照らすための照明で、光源にLEDを採用することで、省エネ性能を高めた点が特徴。LEDには設置初期から寿命末期まで一定の明るさを維持する初期光束補正機能を搭載しており、水銀灯250W形器具と比べて、同程度の明るさで約77%の省エネが可能という。
さらに、一定時間が経過すると、自動的に設定した明るさに切り替わる「段調光タイマー」も採用。点灯開始から4時間後に、30%の明るさに調光した場合、水銀灯250W形器具より最大87%の省エネが実現できるという。
光の質では、従来の水銀灯と同等の平均照度を確保しており、そのまま置き換わる明るさと光の拡がりが実現できるという。また、寿命は従来の12,000時間から60,000時間に、平均演色評価数はRa40からRa70に向上している。
デザイン面では、水銀灯の丸いグローブタイプから、LEDならではの薄型デザインに変更した。なお、灯具本体にタイマーが内蔵されているため、信号線を別途配線する必要はなく、既存の配線がそのまま利用できるという。
タイマー段調光での省エネパターン。点灯開始から4時間後に30%調光した場合、水銀灯よりも87%省エネになるという | 一定時間が経過すると、設定した明るさに自動的に切り替わる |
(正藤 慶一)
2012年6月21日 13:17
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