日立、通天閣の外壁照明をLED化

~10月に完成。消費電力は半分に
現在の通天閣のネオン写真

 日立製作所は、大阪市浪速区にある通天閣のネオンをLEDにリニューアルする。工事期間は7月1日から約4カ月間。新しいネオンは10月28日より点灯される。

 通天閣のネオン管の大部分をLEDに取り替えることで、消費電力量を従来に比べ約半分と省エネ化する。さらに、多彩な色を駆使したライトアップを行なうという。

 通天閣は、大阪市浪速区の「新世界」と呼ばれる歓楽街に位置する展望塔。現在の通天閣は1956年に建てられたもので、日立では5~6年のサイクルで通天閣のネオンのリニューアルを担ってきた。現在のネオンは、2006年10月から使用しており、今回でリニューアルは12回目となる。

 なお、新世界が2012年に100周年を迎えることから、通天閣ではさらなる地域の発展を願って、西面に公募した記念メッセージを掲げるという。

 また、日立と通天閣では、通天閣ネオンの消灯を通じ、大阪市が実施するライトダウンキャンペーン「昼も。夜も。節電ライトダウン2011」に参加する。消灯期間は通天閣のリニューアル工事に伴い、キャンペーン開始から、工事が完了する10月27日まで。





(小林 樹)

2011年6月21日 13:36