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シャープ、低温120℃でもしっかりカール作れるヘアアイロン
2024年9月5日 17:50
シャープは、プラズマクラスターストレートアイロン「IB-S8000」を10月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は28,000円前後。
2023年に立ち上げられた「Plasmacluster Beauty(プラズマクラスタービューティ)」ブランドの新製品。同社によると同ブランドの2023年製品は、発売後1年間の出荷金額が従来の約2.4倍と大幅に伸長したという。
またヘアケア市場ではドライヤーの平均単価が2023年度に10,000円を超え、高付加価値製品がマーケットをけん引。同社ドライヤーにおいてもフラッグシップ機が最も好評とのことだ。同社では今後、ヘアケアアイテムの拡充やボディケア製品の投入などを通じて美容事業を拡大させるとともに、グローバル市場も強化していくとする。
風で冷やしてヘアスタイルを「ロック」
一般的なヘアアイロンは、高温のプレートで髪をプレスしながらすべらせることでストレートヘアやカールヘアを作る。しかし、このプレスやすべらせる過程で熱と摩擦のダメージを受けると、髪のパサつきやごわつきの原因になるという。
プラズマクラスターストレートアイロン「IB-S8000」では、プレートの両サイドから水分子に包まれたプラズマクラスターイオンを含んだ風を放出する独自構造を採用。プレスした髪にイオンの風をたっぷり届け、熱で失われる髪の水分を補うことで、自然なツヤとしっとり感を与えるという。また、静電気を抑えるプラズマクラスターの効果により、毛先までまとまりのある髪に仕上げるとする。
さらに、髪は熱を加えた後、冷めるときに形状が固定される性質を備えているため、風を当てクールダウンさせることで、スタイリングがすばやくロックされる。そのため、120℃の温度設定でも160℃で使用した場合と同等のスタイリング力を実現。高温による熱ダメージを抑えながら使用できる。
アイロンをすべらせる際の摩擦ダメージを軽減するため、すべりのよいダイヤモンドコーティングプレートを採用。従来機と比べて髪に与える摩擦を約20%軽減するほか、耐久性に優れているため、髪へのダメージが少ない状態で長く使えるという。
上下左右へしなやかに動くクッションプレートを採用しており、毛先のスタイリングも簡単に行なえる。このほか、プラズマクラスターデバイスの小型化により本体の長さを約40mm短縮し、使いやすさを向上させている。
設定温度は120℃/140℃/160℃/180℃/200℃の5段階。
本体サイズは約36.2×49×273mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約420g。電源コード長は約1.7m。電源はAC100V~120V、AC200V~240V。海外で使用可能なマルチボルテージ仕様。本体カラーはミッドナイトブラック、ルミナスホワイト。
低温スタイリングは急いでいる朝も安心かも
ブランドアンバサダーを務める俳優の宮世琉弥(みやせりゅうび)さんは、普段から髪にクセ付けをする際にアイロンを使用しているという。新製品を体験した宮世さんは「120℃はクセが付かないイメージだったんですけど、付く。すごい。(中略)普段は180℃とかの高温でやらないとクセが付かなかったんですよ。でもこれ120℃なんですよ。このすごさわかります!?」と驚きを口にした。
実際に筆者も試してみたが、120℃でもしっかりクセが伸びてストレートヘアを作ることができた。髪のパサつきがひどいせいか、うるおいはそれほど感じられなかったものの、全体的にアイロンを通すと髪がボリュームダウンして、まとまりがよくなったことがわかる。
風で冷やすことですばやくスタイリングできるのはもちろん、アイロンを通し終わった髪が顔に触れて熱いといったことがないのもメリットだと感じた。急いでいるときは特にそうなりがちなため、忙しい朝の時短と安心を叶えてくれそうだ。