パナソニック、電気代節約のエコキュート　発電量多い昼に沸き上げ

家庭用自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「おひさまエコキュート Yシリーズ」

パナソニック空質空調社は、「日射量シフト」を搭載した昼間沸上げ型自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「おひさまエコキュート Yシリーズ」を10月26日に発売する。「ウルトラ高圧 フルオート」タイプの「HE-YU46LQV」「HE-YU37LQV」と、「高圧 フルオート」タイプの「HE-Y46LQV」「HE-Y37LQV」の4品番を用意。価格は1,049,400円～1,266,100円(すべて工事費別)。

太陽光発電と組み合わせることで、昼間の余剰電力を自家消費してお湯を沸き上げるエコキュート。専用アプリ「スマホでおふろ」を活用して、日射量予報から翌日の日射量データを取得。太陽光パネルの発電量が最も多い時間帯を中心にお湯を沸かす「日射量シフト」機能を搭載した。

太陽光パネルの発電量が最も多い時間帯を中心にお湯を沸かす

この機能により、太陽光発電の余剰電力を自家消費し、年間の買電量を約7％削減するとのこと。本製品は、給湯省エネ2024事業の補助金額はエコキュートとして最高額の13万円となっている。

また、シャワー流量を高圧と比較して約1.4倍にした「ウルトラ高圧機能」を搭載。さらに高圧の設定圧力も従来より10kPa引き上げられ、1階だけでなく2階、3階においてもシャワー使用時の快適性が向上したという。浴室が2階に設置されることの多い狭小地住宅などのニーズにも対応。

このほか、浴槽栓を閉め忘れた際に知らせる時間を約6分短縮した「うっかりアシスト」や、専用アプリ「スマホでおふろ」との連携で「エマージェンシー沸き上げ」に対応。あらかじめ選択した警報・注意報が発令されると自動で沸き上げを開始し、たっぷりのお湯を確保して災害に備えられる。