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リンナイ、太陽光発電を自家消費するハイブリッド給湯・暖房システム

ECO ONE 太陽光発電自家消費モデル

リンナイは、電気とガスを組み合わせた家庭用ハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE(エコワン)」の太陽光発電自家消費モデルを4月5日に発売した。3モデルをラインナップし、価格は836,000~902,000円。また、寒冷地用も3モデル用意し価格は847,000~913,000円。

ECO ONEは電気とガスを組み合わせた家庭用ハイブリッド給湯・暖房システムで、ヒートポンプ、タンクユニット、熱源機で構成される。太陽光発電自家消費モデルでは、昼間の太陽光発電時間帯にヒートポンプ運転を行ない、蓄熱する。太陽光発電による余剰電力の固定価格買取制度の満了(卒FIT)や、太陽光発電の買取価格の下落に対応し、発電した電気を自宅で活用できるようにした。

ヒートポンプの消費電力は600W程度で、曇りの日など太陽光発電の出力が低いときでも自家消費で沸き上げられる。電力の自家消費率は50%ほどという。沸き上げをする時間を変更して、蓄電池への蓄電を優先させることも可能。また、家庭のHEMSコントローラーに接続すると、昼間に沸き上げる「PV活用モード」のオンオフを、太陽光発電の出力情報をもとに自動で行なう。

昼間に沸き上げを行なう
HEMSコントローラーと接続できる

給湯時のCO2排出量や年間給湯ランニングコスト、家全体の一次エネルギー消費量は、従来型のガス給湯器やECO ONEの他モデルに比べて抑えられるという。

無線LAN対応のインターホンリモコンセットも販売している。高機能標準リモコン「MBC-301VC(B)」が60,500円、シンプルリモコン「MBC-261VC」が50,600円。