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パナソニック、おひさまエコキュートの薄型モデル 狭い場所にも置ける

「おひさまエコキュート」の薄型モデル

パナソニック 空質空調社は、「おひさまエコキュート」の薄型モデルを11月10日に発売する。ラインナップと価格(工事費別)は「HE-YWU46LQV」が1,437,700円で、「HE-YWU37LQV」が1,322,200円。

「おひさまエコキュート」は、日中の空気の熱と太陽光で発電した電気を利用し、一日に使用するお湯を沸かす貯湯式の給湯機。

近年は、家庭用太陽光発電の普及に伴い、複数の電力会社が「おひさまエコキュート」向けの電気料金プランの提供を開始している。そのため、基本、自宅で運用する太陽光発電と組み合わせて使い、発電した電力を自家消費しながらお湯を沸かす「おひさまエコキュート」は、電力会社からの買電量を抑えられる。

一方、屋外設置の貯湯ユニットが必要なため、都市部を中心に設置が困難になるケースがあった。今回の薄型モデルは、貯湯ユニットの奥行が44cmとコンパクトで、約60cmの有効スペースがあれば設置可能と、狭小地でも設置しやすい。

貯湯ユニットの奥行が44cmであるため、狭小地でも設置しやすい(画像は設置のイメージ。室外機置台および脚部化粧カバーは別売)
約60cmの有効スペースがあれば設置可能

また、専用アプリを通じて翌日の日射量データを取得。太陽光パネルによる発電量の増加が予想される時間帯を中心に沸き上げる「日射量シフト」機能を搭載し、給湯にかかる年間の買電量を削減するという。

「日射量シフト」機能の沸き上げイメージ

同シリーズは、給湯省エネ2025事業の補助金額の最高額の対象なのに加え、国が創設した「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」基準を大きく上回る省エネ性能を持つ「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」制度の、条件達成にも貢献が可能だ。

そのほか、浴そう栓を閉め忘れた際に知らせてくれる「うっかりアシスト」を搭載。同機能が「切」の場合と比較して、お湯の無駄を約80L節約できる。

浴そう栓を閉め忘れた際に知らせてくれる「うっかりアシスト」で、お湯の無駄を約80L節約できる