ニュース
ソニー「着るエアコン」 よりパワフルに冷やし長く使える
2024年4月23日 12:34
ソニーサーモテクノロジーは、首元に装着して涼しさや温かさを感じられるウェアラブルサーモデバイスキット「REON POCKET 5(レオンポケットファイブ) RNPK-5」を4月23日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は17,600円前後。本体とネックバンドを同梱したセットとなっている。
金属プレートを背中に接触させることで、体表面を直接冷やしたり温めたりすることができるペルチェ式のウェアラブル冷温デバイス。新開発のサーモモジュールと放熱機構を搭載し、従来比最大約1.8倍の駆動時間と最大約1.5倍の吸熱性能を実現した。
新設計かつ大型化したサーモモジュールと、新たな構造の放熱ファンを搭載し、冷却効率と放熱風量が向上。吸熱性能が従来比最大約1.5倍にアップし、パワフルな冷却と長時間使用が可能になった。
従来よりも強力に冷やす「COOLレベル5」が使えるようになったほか、駆動時間が「COOLレベル4」の場合で約7.5時間と、従来比最大約1.8倍に延長された。また、動作音は最大約1/5に低減され、ビジネスシーンでも使いやすくなっている。
駆動時間はCOOLレベル1~5が約17~4時間、WARMレベル1~4が約8~4時間。充電時間は約170分。充電ポートはUSB Type-C。
別売アクセサリー「REON POCKET TAG」と連携すれば、環境に合わせて冷温を自動で切り替える「SMART COOL⇔WARM MODE(スマートクール・ウォームモード)」が使用可能。例えば、冷房の効いた室内では冷却を弱め、外出時には強冷却に切り替えるといった調節が自動で行なわれる。
REON POCKET TAGのソフトウェアをアップデートしたことで、環境変化に追従した素早い温度調節や最適な温度制御により、長時間の使用が可能になった。
REON POCKET TAGは、温湿度/照度/近接/加速度などのセンサーを搭載し、周辺の環境を検知できるクリップ型デバイス。今回のアップデートで直射日光の検知が可能となり、環境変化に合わせた温度調節にかかる時間が最大約1/3に短縮。状況に応じて、より最適な温度を提供できるようになったという。
また、REON POCKET 5本体とREON POCKET TAGには計8個のセンサーを搭載。これらを活用することで温度制御の精度が向上し、「SMART COOL⇔WARM MODE」の場合、最長約10時間使えるようになった。
本体、ネックバンドとREON POCKET TAGを同梱するセット「RNPK-5T」も用意。価格はオープンプライスで、直販価格は19,800円。REON POCKET TAG単体でも購入可能で、直販価格は3,850円。
REON POCKET本体の熱を逃がすエアフローパーツも進化。シーンに合わせて、目立たず効率的に排気できる2種類のパーツを用意する。ビジネスシーン向けのロングは襟の高さまで伸びた形状、カジュアルシーン向けのショートは低い襟元に合わせた短い形状を採用する。
別売の専用収納ケース「RNPC-1」も発売。軽量でありながらクッション性を備えており、本体やアクセサリーを外部の衝撃から保護する。エアフロ―パーツを装着したまま収納できるほか、REON POCKET TAGやUSBケーブルをポケット内に収納することも可能。価格はオープンプライスで、直販価格は3,300円。
REON POCKET 5の本体サイズは約55×23×117mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約116g。ネックバンド(RNPB-N4)、エアフローパーツ(ロング)装着時は、約125×45×170mm(同)、約160g。USB Type-Cケーブルが付属する。