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富士ゼネ「身に着けるエアコン」猛暑の中で働く人に

Cómodo gear i3

富士通ゼネラルは、猛暑下で働く人に向けたウェアラブルエアコン「Cómodo gear i3(コモドギア アイスリー)」を、5月13日に販売開始した。販売価格は60,000円、レンタル価格は月額10,000円(ともに税別)。

首に装着して使うウェアラブルエアコン。これまでに鉄鋼やプラント業界など過酷な猛暑下で働く職場を有する500社以上の国内企業で採用され、労働安全・衛生対策製品として好評を得ているギアの新モデル。

首にあたる前後3カ所にペルチェ素子内蔵の冷却部を搭載。頸動脈を流れる血液を冷却・加熱し、効率的に冷暖房効果を得ることができる。サーモモジュールを搭載した冷却部とラジエーター・バッテリーで構成されており、冷却温度の異なる3段階の運転モード(Normal/Full/Eco)で、40℃を超える過酷な環境にも対応するという。

前後3カ所の冷却部で頸動脈を流れる血液を冷やす

心地よい涼感を持続させるために、Normal/Ecoモードに加えて、Fullモード運転にゆらぎ制御「リズム刺激」を新搭載。冷たさに慣れると涼しさを感じにくくなるというユーザーの声に対し、一定のリズムで冷却温度に変化をつけることで、長時間の使用時も涼しさを感じられるようになったという。

また終日使用するユーザーも多いことから、Ecoモードの連続運転時間を5時間から最大7.5時間へ拡張。ユーザーの屋内使用も想定し、バッテリーが1日中持つようにアップデートされた。

Fullモード運転にも「リズム刺激」を搭載した

繊維商社のチクマとコラボレーションし、安全性とデザイン性を両立した専用の「ワークウェア」も展開。6月に発売予定で、価格は9,000円(税別)。

【訂正】初出時、ワークウェアの価格を誤っていました。お詫びして訂正します(5月15日)

6月発売予定の「ワークウェア」

冷却部とラジエーター・バッテリー部をつなぐチューブまでを服の内側にしまい込むデザインになっており、これまでチューブの露出がネックとなっていたフルハーネス着用時も本製品を使えるという。さらにラジエーター・バッテリーを収納するポケットを前後に取り付けることで、作業内容にあわせて装着位置を変えられるようにしたほか、胴体も同時に冷却できるように保冷材用のポケットも備える。

現場での使いやすさを追求したデザインとなっている