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ソニーの新しい着るエアコン「レオンポケット4」バッテリー2倍長持ち
2023年4月20日 11:43
ソニーグループは、身に着けて涼しさや温かさを感じられるウェアラブルサーモデバイスキット「REON POCKET 4 RNPK-4」を4月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,500円前後。本体とネックバンドを同梱したセットとなっている。
使用時間が約2倍、吸熱もアップした第4世代モデル
REON POCKET(レオンポケット)は、金属のプレートを首もとにあてることで冷やす/温めることにより、暑い日や寒い日も快適に過ごしやすくする冷温ウェアラブルデバイス。本体のペルチェ素子の片側の温度変化で、本体接触部分の体表面が冷たく/温かく感じる。操作はスマートフォンのアプリから行なう。
対応する収納ポケットが付いたシャツなどに本体を装着すると、目立たずに“エアコンを着る”感覚で装着できるのが特徴だが、今回の第4世代モデルは、首掛けできるネックバンドが別売ではなく同梱となり、どんな服でも使いやすくなっている。
また、従来モデル「REON POCKET 3 RNP-3」に比べて駆動時間が最大約2倍に長くなり、吸熱性能は最大約1.2倍にアップした。冷却時は最長で約9時間使える。
さらに、新たなアクセサリー「REON POCKET TAG(レオンポケットタグ)」を採用。これは、周辺の温度や湿度を検知するウェアラブルセンシングデバイスで、REON POCKET 4と組み合わせると、寒暖差が大きく冷温の切り替え頻度の多い場合もスムーズな切り替えができる新機能「SMART COOL⇔WARM MODE(スマートクール・ウォームモード)」が使用可能になる。
REON POCKET TAGの価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,850円前後。REON POCKET 4とセットになった「RNPK-4T」は18,700円前後。なお、アプリをアップデートすることで前モデルのREON POCKET 3でも利用できる。
手が離せない時の自動切替がもっと便利に。ネックバンドも進化
新しい別売アクセサリーのREON POCKET TAGは、温湿度/照度/近接/加速度などのセンサーを搭載し、周辺の環境を検知できるクリップ型のデバイス。独自の温度予測アルゴリズムにより、端末周辺温度の変化を素早く把握する。
REON POCKET 4との連携だけでなく、スマホアプリと連携して周辺の温度と湿度をリアルタイムに確認できる単体のデバイスとしても使える。
REON POCKET TAGとREON POCKET 4の併用で使える新機能の「SMART COOL⇔WARM MODE」は、好みに合わせて冷却と温熱を開始する温度を事前に設定しておくことで、周辺が設定した温度になると、冷温の切り替えや停止を自動で行なうもの。
REON POCKET 4の本体センサーで検知した衣服内の温度や湿度と、ユーザーの行動に加え、REON POCKET TAGで検知した周辺の温度や湿度などを複合的に解析して、より個人の行動や環境に応じた冷温の切り替えを実現するという。
暑い屋外から冷房の効いた室内に移動するときなど寒暖差が大きいシーンや、荷物で手がふさがるなどスマホを操作しづらいときも、自動で切り替える。
周辺の温度が、あらかじめ設定しておいた範囲内の時には自動で停止するため、バッテリーの消費抑制にもつながる。
同梱する専用ネックバンドは「ネックバンド3 RNPB-N3」に進化。首元に合わせて調整しやすいワイヤーフレームと自由な形状を保持できるメカニカルフレキシブルチューブに、シリコンラバーを被せる三層の構造で、軽いフィット感とずれにくさを両立したという。
バッテリー駆動時間は、冷却時「COOL MODE」のレベル1が約9時間、レベル2が約8時間、レベル3が約7時間、レベル4が約4時間。温めの「WARM MODE」はレベル1が約8時間、レベル2が約6時間、レベル3が約5時間、レベル4が約4時間。別売のモバイルバッテリーで給電しながらでも使える。
Bluetooth 5.0 Low Energyに対応。充電時間は約170分で、90%までの充電は約100分。充電端子はUSB Type-C。本体サイズは約55×23×117mm(幅×奥行き×高さ)。重量は109g。ネックバンド装着時は約144g。
