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リサイクルできる「リン酸マンガン鉄」の日本初上陸ポータブル電源

次世代電池を搭載したポータブル電源

カンパーニュは、米国Energizer製ポータブル電源2機種を、3月8日に発売する。バッテリー容量1,102.5Whの大容量モデル「PPS1100W2F」と、551.25Whの中容量モデル「PPS550W1F」をラインナップ。価格は順に137,500円、69,800円。

左から「PPS1100W2F」、「PPS550W1F」

日本初のリン酸マンガン鉄リチウムイオン(LMFP)電池を搭載したポータブル電源。本バッテリーは、現在ポータブル電源の主流であるリン酸鉄リチウムイオン電池のアップグレード版で、「発火・爆発しにくく安心・安全」「3,000回以上の充放電が可能で10年使える長寿命」「電池のエネルギー密度が高く同容量帯で世界最小クラスのコンパクト設計」などを特徴とする。

さらにマンガンをリサイクルするため、焼却廃棄しかできないリン酸鉄リチウムイオン電池と異なり、環境に優しい電池としている。一般社団法人 ポータブル蓄電池リサイクル協会(PBRA)に加盟しており、使わなくなったポータブル電源をリサイクルできるという。

次世代のリン酸マンガン鉄リチウムイオン電池を搭載

またポータブル電源のバッテリーを消費せずに家電を動かせるパススルー機能を搭載するため、普段からタップ代わりに使える。放電時には自動で充電するため、バッテリー残量が100%の状態を維持するという。

パススルー充電+自動給電機能を搭載(図はPPS1100W2Fの場合)

家庭用のブレーカーが落ちたり停電が起きた時は、電力供給元が0.012秒以内でポータブル電源の内蔵バッテリーに切り替わり、電化製品をそのまま使い続けることができるオフラインUPS機能も備える。災害時に便利な480lmのLEDライトも搭載。

停電時に役立つオフラインUPS機能も備える

スマホ70回充電可能な大容量モデル

「PPS1100W2F」はバッテリー容量1,102.5Whで、多くの家電に使用できる定格出力1,200W(瞬間最大2,400W)の高出力モデル。目安としてスマートフォンを約52〜70回充電でき、冷蔵庫なら約27.6時間作動できる。

大容量モデル「PPS1100W2F」

本体の充電は60分で80%、90分でフル充電が可能。ソーラーパネルでの充電にも対応する。

出力端子はAC×3/USB Type-A×2(QC3.0 最大18W)/USB Type-C(PD 最大18W)×1/USB Type-C(PD 最大100W)×1/シガーソケット×1/DC×2。

本体サイズは316×240×300mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約14kg。AC電源コード、車載用シガーアダプター、キャリングバッグ、ソーラーパネル変換ケーブルが付属する。

よりコンパクトな中容量モデル

「PPS550W1F」はバッテリー容量551.25Whで、定格出力合計700W(瞬間最大1,400W)。目安としてスマートフォンを約26〜35回充電でき、冷蔵庫なら約13.8時間作動できる。

中容量モデル「PPS550W1F」

本体の充電は60分で80%、120分でフル充電が可能。ソーラーパネルでの充電にも対応。

出力端子はAC×2/USB Type-A×2(QC3.0 最大18W)/USB Type-C(PD 最大18W)×1/USB Type-C(PD 最大100W)×1/シガーソケット×1/DC×2。

本体サイズは238×196×285mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約10kg。AC電源コード、車載用シガーアダプター、キャリングバッグ、ソーラーパネル変換ケーブルが付属する。