ニュース
アクア、水を使わず洗えて抗菌コートも「まっ直ぐドラム」洗濯乾燥機
2023年10月5日 14:16
アクア(AQUA)は、水を使わずに除菌消臭やシワ伸ばしができる機能を備えたドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム 2.0 AQW-DX12P」を、10月19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は33万円前後。洗濯/乾燥容量は12kg/6kg。
大容量ながら幅595mmのコンパクトな本体を特徴とする「まっ直ぐドラム」の新モデル。従来の「エアウォッシュ」の除菌/消臭/シワ伸ばし効果に加えて、銀イオンによる「抗菌」機能を追加した「エアウォッシュプラス」を新たに搭載。コートやジャケットなど、頻繁に水洗いできない衣類の清潔性を保つとする。
同機能は、洗濯槽に衣類を投入すると、槽内に細かいミスト(マイクロミスト)を放出。マイクロミストが衣類に浸透し、消臭とシワ伸ばしを始める。UVライトで槽内を循環する空気をキレイにすると、洗濯槽の回転と送風によってシワ伸ばしと消臭を続ける。さらに熱交換器とサポートヒーターで循環する空気を加熱し、衣類を除菌していく。
最後に、銀イオンミストを噴霧し、抗菌コートすることで衣類に雑菌が繁殖するのを抑えるという。銀イオンのユニットは交換不要で約10年間使えるという。
乾燥は省電力なヒートポンプ式。コンプレッサーと熱交換器/ファンが一体型ユニットではなく分割されたパーツを上下に分けて配置したことで、デッドスペースをなくしつつ本体のコンパクトさを守っている。
洗濯機自体の日ごろの手入れをラクにする自動おそうじ機能を強化。
内蔵式の乾燥フィルターに溜まった糸くずやホコリを、洗濯運転前と乾燥運転中に自動でワイパーで掻き出して水で洗い流す「乾燥フィルター自動おそうじ」を装備。着脱できる乾燥フィルター(乾燥補助フィルター)は、毎日洗濯乾燥した場合も手入れは1週間に1回で済むという。
ドア周りのパッキンに残った糸くずや洗剤の泡を、すすぎや脱水を始める前に水で洗い流す「ドアパッキン自動おそうじ」などのほか、新たに「カビケア槽自動おそうじ」と「らくらく槽乾燥」機能を搭載した。
「カビケア槽自動おそうじ」は、洗濯のたびに洗濯/脱水槽の除菌と黒カビ抑制をする機能。従来の自動お掃除機能よりも強化され、新たに除菌まで可能になった。すすぎの最後に洗濯槽を高速回転させ、遠心力による強い水流で洗濯槽の裏側の汚れを洗い流す。これにより槽を除菌し、黒カビを抑制するという。
また「らくらく槽乾燥」は、洗濯/脱水槽の水分を取り除くことで、黒カビを抑える機能。脱水終了後に、電源を切らずに洗濯物を取り出し、ドアを閉めてスタートボタンをタッチすると、1時間ヒートポンプを駆動させて槽内を乾燥させる。洗濯後に乾燥しない場合も、槽内に湿気が残るのを防ぐ。
そのほか水温や汚れの量、布質など10種類の洗濯状況を検知して、自動で洗剤量や洗い時間を調整する「Aiウォッシュ」、洗い/すすぎの運転中や、乾燥/エアウォッシュのはじめにUVライトを照射し、槽内の水や空気をキレイにしながら、温水や温風で衣類を除菌する「熱・UVパワフル除菌」コース、洗濯物の量に合わせて液体洗剤と柔軟剤を自動で計量し投入する「液体洗剤・柔軟剤自動投入」などを搭載する。
操作は視覚的に分かりやすいアイコンと大きなタッチキーで行なう。よく使われる代表的なコースはアイコンをワンタッチで選択でき、他の多彩なコースはセレクトボタンで選べるようになったとする。
本体サイズは595×685×943mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約94kg。洗濯容量は12kgで、乾燥容量は6kg。標準使用水量は約59〜84L。標準コースの運転目安時間は、洗濯から乾燥までが約139分、洗濯のみが約29分。定格消費電力は240W(洗濯時)、550W(乾燥時)。消費電力量は、1,130Wh(洗濯から乾燥時)、55Wh(洗濯時)。本体カラーは、ホワイトとシルキーブラックを用意。
なお「エアウォッシュプラス」や「Aiウォッシュ」などを搭載しない、洗濯容量12kg/乾燥容量6kgのドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム 2.0 AQW-D12P」と、洗濯容量10kg/乾燥容量5kgで奥行616mmの薄型設計の同「AQW-D10P」が順次発売される。いずれもオープンプライス。店頭予想価格は順に、30万円前後、27万円前後。