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2023年1~8月のエアコン販売台数は前年比8%減、GfK

家電量販店における2023年1~8月期のエアコン販売台数(GfK Japan)

GfK Japanは、全国の家電量販店の販売実績データを基にした、2023年1~8月期エアコン市場の販売動向を9月21日に発表した。今年8月までの累計販売台数は過去10年の平均比で13%減、前年比では8%減となった。

7月から8月は記録的な猛暑となり、前年比24%増となったが、昨年同時期の販売が低調だったこともあり、各月とも平年の販売には及ばず、上半期の落ち込みをカバーするには至らなかった。

GfK Japanは背景として、過去数年の高需要の反動や特別定額給付金による前倒し購入を挙げた。また、昨年4~6月は高気温の影響で春先の販売が好調に推移したため、その反動が起きているという。

地区別では、北海道や東北地方で、7~8月の販売数が前年比2倍を記録。全国に占める同地区の販売数量比率は前年約5%だったが、2023年は約8%となった。

GfK Japanによると、長期的には早期購入の傾向が顕著で、ここ3年は、5月の販売が8月を上回り、5月から7月の販売比重が年々高まっているという。中でも、今年4月の販売は過去10年の平均値を上回ったとしている。

また、業界や行政がエアコンの早期点検・試運転を呼び掛けていることも、販売増に影響したという。このほか、5月でも真夏日が増えてきたことで、春先のエアコン購入が活発化している。