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シャーク、軽くなっても掃除力が高いスティッククリーナー

EVOPOWER SYSTEM NEO+ LC351JWH

シャークニンジャは、高い掃除性能を保ちながら軽量化したコードレススティック掃除機「EVOPOWER SYSTEM NEO」と、自動ゴミ収集ドックも付属した「EVOPOWER SYSTEM NEO+」を9月4日より発売する。店頭予想価格は順に64,900円、79,750円。

「EVOPOWER SYSTEM NEO」(右の2機種)と、自動ゴミ収集ドック付き「EVOPOWER SYSTEM NEO+」(左の2機種)

コンパクトになった独自のヘッドやセンサーを組み合わせ、高い掃除性能と軽さを両立させたというサイクロン式のスティック掃除機。本体やパイプ、ヘッドいずれも軽量化したことで、最軽量モデル「LC200JIV」は2022年の「CS851J」よりも25%軽くなった。

2021年の同社調査では、コードレス掃除機を買う際に重視するポイントとして「軽さ」が57%、「掃除性能」が最多の62%だったことから、軽さと掃除力の両立を追求。同社がカーペットで測定した結果によると、新モデルは重量1.5kg以下のコードレス掃除機で最も高い掃除性能だったという。

4モデルのうち最軽量のEVOPOWER SYSTEM NEO LC200JIV

ヘッドが小さくなり取り回しやすく

軽量化できた理由は、クリーナー本体やヘッド部のモーター変更のほか、カーボンファイバー製パイプの採用、ヘッドのサイズ削減、ブラシロールの改良などによるもの。

独自のヘッド「ハイブリッドパワークリーン」は、パワーフィンとソフトローラーを組み合わせており、髪の毛やペットの毛もからみにくく、床に密着して1度に多くのゴミを吸引。ヘッドの幅が従来比で30mm小さくなり、狭いところや階段なども掃除しやすくなっている。

ヘッド部の2022モデル(手前)と2023年モデル(奥)の比較。コンパクトになってより小回りしやすい

従来と同様にヘッドにはLEDライトを備え、暗めの場所でも掃除しやすくした。ヘッド全体は小さくなったが、ヘッド後部のホイール径の大きさは維持したことで、カーペット上などの走行しやすさを保っている。

LEDで暗い場所も掃除しやすく

「iQセンサー」と「フロアセンサー」を組み合わせた「Smart iQテクノロジー」を搭載し、ゴミが多い場所では吸引力を自動でアップさせる。

iQセンサーは、ゴミの量に応じて吸引力を自動調整するもので、ハンドル上部にあるライトの色でゴミやホコリの量を表示。ゴミが多いと赤(高吸引力)、日常的な量だとオレンジ(中吸引力)、少ないと緑(低吸引力)に点灯し、その場所がキレイになったことを一目でわかりやすくしている。ゴミを吸引してキレイになるとパワーを落とすため、バッテリーを有効利用できる。

緑のランプはその場所がキレイになったことを示す

フロアセンサーは、床の種類によってブラシの回転速度を自動調整するもの。ゴミが取りにくいカーペットやラグの上ではブラシ回転速度を高めて、ゴミをかき出す。フローリングに戻ると、フローリングに適した回転まで落とす。

フロアセンサーにより、カーペットではブラシ回転速度をアップさせる
LC200JIVの本体ダストカップ部。ワンタッチでゴミ捨てできる
EVOPOWER SYSTEMの2020年モデル(左端)から新モデルNEO/NEO+(右端)までの移り変わり

自動ゴミ収集ドックと、曲がるFLEXの有無で選べる4種類

ラインナップは計4種類で、それぞれ本体カラーやスティック部の仕様などが異なる。

自動ゴミ収集ドック付きのEVOPOWER SYSTEM NEO+は、スティック部分が曲がるFLEX機能を持つ「LC351JWH」(ミスティックホワイト)と、FLEXを搭載せずカーボンファイバー製の軽量パイプを備えた「LC301JBK」(ブルーブラック)の2種類。

EVOPOWER SYSTEM NEOは自動ゴミ収集ドックが付属しないモデルで、FLEX付きの「LC250JBR」(マホガニー)と、FLEXなしのカーボンファイバー製パイプで4モデルのうち最軽量の「LC200JIV」(アイボリー)。

左の2機種が自動ゴミ収集ドックを付属する「EVOPOWER SYSTEM NEO+」、右の2機種が掃除機単体の「EVOPOWER SYSTEM NEO」

自動ゴミ収集ドックは、掃除後にスティックを戻すと自動で吸引してゴミを収集。約30日分のホコリをためておける。掃除する部屋によって異なるが、平均的には月に1回のゴミ捨てで済むという。深夜など、自動でゴミ収集したくない場合の停止ボタンも用意する。

自動ゴミ収集ドック

ゴミがたまるダストボックス部分は紙パック不要で、ワンタッチでゴミ捨てができて、水洗いも可能。排気はHEPAフィルターを通すため、細かいホコリやアレルゲンは99.99%ドック内に閉じ込める。

LC351JWH(ミスティックホワイト)とLC250JBR(マホガニー)の2モデルは、シャーク独自のFLEX機能によりスティック部が曲がって、ソファやローテーブルの下などにもヘッドが入り込んで楽に掃除できる。

曲がるFLEX機能で家具の下も掃除できる

操作ボタンなどの細かな使い勝手も改善されている。従来のブーストモードはスティック奥側のボタンを押し続ける必要があったが、ボタンの場所を手前に変更して、エコモードとワンタッチで切り替えて使えるようになった。ハンドル部分には指が引っ掛かる深いくぼみを設けたことで、強く握らなくても持ち続けやすくなっている。

電源ボタンの下側に、ブーストモード(左)とエコモード(右)のボタンが横に2つ並ぶ
指が引っ掛かって持ちやすいハンドルに

ヘッドを外してハンディクリーナーとしても利用可能。本体が軽くなったことで、壁やエアコンのフィルターなど高い場所も掃除しやすいという。ブラシロールやダストカップ、フィルターは取り外して水洗いできる。

ハンドル部のスイッチを押せばすぐハンディ型に
アタッチメントを付け替えて高い場所の掃除にも

バッテリーは付け替え可能で、自動ゴミ収集ドック付きのNEO+には2本、通常のNEOには1本を同梱。バッテリー1本でのスティック時の運転時間はiQモード約7分30秒~25分、エコモード約25分、ブーストモード約7分30秒。NEO+でバッテリー2本を連続使用すると、iQモード約15~50分、エコモード約50分、ブーストモード約15分となる。バッテリー1本の充電時間は約3.5時間。

スティック時の本体サイズは4モデル共通で、228×160×1,040mm(幅×奥行き×高さ)、重量は、FLEX機能付きの「LC351JWH」と「LC250JBR」が約1.7kg。「LC301JBK」が約1.6kg、最軽量の「LC200JIV」が約1.5kg。ハンディ時の重量は約0.8kgで共通。

バッテリーや自動ゴミ収集/充電ドック以外の付属品は、ブラシ付き隙間用ノズル、マルチノズル、ミニモーターヘッド、アクセサリードック。

アクセサリー類はドック部にまとめて収納できる