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タイガー、ほったらかし調理家電に参入。20年ぶりの電気圧力鍋
2023年5月30日 17:08
タイガー魔法瓶は創業100周年記念モデルの電気圧力鍋「TIGER COOKPOT COK-A220」を6月21日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は24,800円。調理容量は1.4L、満水容量は2.2L。
同社にとって“ほったらかし調理家電”市場への初参入となる製品で、2004年以来、約20年ぶりの電気圧力鍋。20代～30代の共働き/子育て世帯を主なターゲットとする。
圧力調理のほか、低温調理や無水調理、発酵など1台10役に対応。レシピの豊富さや手入れのしやすさ、操作性など「100年の技術を詰め込んだ100周年記念モデル」と位置づけている。
これまでの圧力炊飯器の温度コントロール技術で培った独自の「うま圧(1.15気圧)」が大きな特徴。食材に適切な圧力負荷をかけ、時短を実現しながら食材の食感や栄養素を活かすという。圧力調理後の減圧で待たされる時間も短縮できる。
基本の調理メニューは、独自の「うま圧」や15分以内で調理が完了するレシピが多数の「高速」のほか、「スロー調理」「低温調理」「無水調理」「発酵」「ベイク」「炊飯」「茹(ゆ)で」「温め」の10種類。
ジャー炊飯器の開発で約50年間培ってきた熱コントロール技術と調理ノウハウにより、肉じゃがや豚の角煮、ローストビーフなどの定番メニューをはじめ、発酵やスイーツなど、40種類のオートメニューを用意。掲載しているメニューを合わせると100種類以上のレシピに対応する。
独自の「うま圧」は、一般的な電気圧力鍋の高圧力(1.7気圧以上)とは異なり、約1.15気圧のやさしい圧力を長くかけることで、例えばレシピに沿って23℃環境で調理した場合は約7分で減圧が完了。全工程の時間を短く抑えられるという。最大使用圧力は15kPa。
50年以上続く炊飯のノウハウも投入。約1.15気圧をかけながら炊きあげるのに適した炊飯プログラムを新たに開発した。以前の機種CAA型(2003年製)と比べて、新機種のごはんの甘みは1.6倍になるという。炊飯は白米が0.18～0.54L(1～3合)、玄米が0.18～0.36L(1～2合)。
手入れするパーツは、内なべ、つゆ受け、内ぶたの3つのみ。つゆ受けと内ぶたは食器洗い乾燥機にも対応する。
電気ケトルの温度調節操作を応用したダイヤルを採用。「ダイヤル&タッチキー」で初めてでも直感的にメニュー選択の操作ができるという。
内なべは、本体から取り出しやい形状で、できたての料理をそのまま内なべごと食卓へ運べる。ふたは本体と一体型で、ふたの置き場は不要。ゆっくり開くアシストオープンにより、片手でふたを開けられ、つゆダレやつゆの飛び散りを抑える。
圧力ロックはワンタッチでON/OFFが可能。圧力ロックボタンをロックするとフタにもロックがかかり、フタが開いて蒸気や中身が噴き出す心配がなく安全に使えるとしている。調理後のニオイは、圧力をかけて高温短時間で除去する。
狭いキッチンでも場所を選ばないコンパクト設計を採用。本体サイズは約28.1×27.4×22.6cm(幅×奥行き×高さ)。ふたが開いた時の高さは約42.7cm。重量は3.6kg。消費電力は最大650W。電源コード長は約1.1m。本体カラーはマットブラックとマットホワイトの2色。
