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エアコン試運転はいつやるのが正解? ダイキンが教える目安と手順

ダイキン工業は、今年もエアコンの試運転を促す「スイッチオン! キャンペーン」を実施する

ダイキン工業は、夏本番を迎える前にエアコンの試運転を促す「スイッチオン! キャンペーン」を実施する。

エアコンを本格的に使い始める7月頃になると、修理の問い合わせや買い換えの依頼が集中するため、早めの時期から試運転を行なうことで、エアコンの不具合を早期に発見できるようにすることが目的。なお、本日4月10日は「エアコン試運転の日」。

気象庁が発表した2023年6月から8月にかけての気温は、北日本と東日本、西日本で「平年並みか高い」、沖縄・奄美では「ほぼ平年並み」との見通しから、今年もエアコンが必要な暑さの厳しい夏が予想される。

同社が行なった調査によると、多くの人がエアコン試運転のことは知りつつも、実施したことがある人は全体の半数以下に留まっていることが分かったという。また、試運転に適したタイミングが分からずそのまま見送り、夏を迎えてしまう人が多い可能性もあるという。

そこで同社では、試運転に適した時期を把握して計画的に取り組めるよう「夏のエアコン試運転指数」と「夏のエアコン試運転前線」を考案した。

夏のエアコン試運転指数を参考にしながら試運転をしよう

「夏のエアコン試運転指数」は、天気予報で報じられる気温と照らし合わせることで、試運転に適した日が一目で分かる指数。同社では、本格的に暑くなる前の4月~6月前半の間を目安に、エアコン試運転指数の高い日を選んで試運転を実施することをオススメしている。

気温23~25℃を試運転に「最適な時期」、21~22℃を最適に次ぐ「適した時期」、20℃以下を「不向き」としている。また、気温が26℃を超えた場合、熱中症が懸念されるため、急いで実施するよう促している。

「夏のエアコン試運転前線」は、全国の各地域でエアコン試運転指数が高まると思われる予想日を表すものだという。気温25℃の日がいつ頃やってくるのかを前もって把握できるため、計画的な試運転の実施に役立てられるとしている。

夏のエアコン試運転前線。東京は4月中旬頃

予想日は全国の各地域の過去5年間において、各年の最高気温が25℃に達した最初の日を調査し、それらを平均した日としている。

エアコンの試運転は最低温度に設定して10分間

同社が案内するエアコンの試運転は以下のとおり。

まずは、運転モードを「冷房」に設定。温度を最低温度(16~18℃)にして10分間運転する。試運転前に、電源プラグがコンセントに差し込まれているか、またリモコンの電池が切れていないか確認する。

エアコンは室温が設定温度に到達すると室内を冷やす動作を停止するため、最低温度に設定することで、室温が設定温度に早期に到達することを防ぐとする。

次に、冷風が出ているか、異常を示すランプが点灯していないかチェックする。その後、さらに30分程度運転し、室内機から水漏れがないか、また、異臭や異音がしないか確かめる。フィルターや熱交換器の汚れ、振動などもあわせてチェックする。

なお、試運転の手順や家庭でできるエアコン節電などの詳細は、同社の「エアコンスイッチオン! キャンペーン」Webページで公開中。

ダイキン工業「エアコンスイッチオン! キャンペーン」