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あの赤缶カレー粉を少量だけ。ちょうどいい小分けタイプがS&Bから

カレー粉スティック

エスビー食品は、カレー粉を少量ずつ小分けにした「カレー粉スティック」を2月6日に発売する。2gのスティックが5本入りで、価格は200円。

カレー粉を2g(小さじ1杯分)ずつ個包装にした同製品。1950年から販売している缶入りのカレー粉(通称赤缶)を使い切りやすいサイズにしたことで、いつでも開けたての香りを楽しめるという。

計量不要で振りかけるだけの手軽さが特徴。炒め物や和え物、料理の下味など多様なメニューに使える。なお、袋から中身を出しやすくするため、でんぷんから作られたデキストリンを少量使用している。

手軽に使える小分けタイプ

同社の調査ではカレー粉に対する不満点として「使い切れない」「粉が散らばる」「計量するのが面倒」といった回答が上位に。全体と比べて、20~30代がそのように回答する割合が高かった。同社によるとカレー粉のメインユーザーは50代以上だが、使いやすいスティックタイプの導入で新規若年ユーザーの獲得、またユーザーの満足度向上を図るとしている。

カレー粉には「使い切れない」「粉が散らばる」「計量するのが面倒」といった不満が挙げられていた

100年の歴史をもつ国産カレー粉

エスビー食品の創業者・山崎峯次郎は、1923年に日本で初めて国産カレー粉の製造に成功。業務用として販売をスタートさせ、1930年には初の家庭用カレー粉として発売する。1933年に「赤缶カレー粉」の前身にあたる「白缶カレー粉」を発売し、1950年に創業以来培ってきたノウハウの集大成として赤缶カレー粉が誕生した。

赤缶カレー粉は30数種類のスパイスを絶妙な比率でブレンドし、創業時に確立した焙煎、熟成などの秘伝の製法をベースに製造しているという。

1923年に日本初の国産カレー粉が登場

今回発売の新製品は、2023年に100周年を迎える同社の記念商品として開発された。約2年前にスタートした社内公募で、850以上の商品案の中から3次選考まで通過した「カレー粉スティック」、「S&B赤缶カレーパウダールウ」(368円)を同時発売する。

100周年記念商品「S&B赤缶カレーパウダールウ」(368円)。本格的な味わいとルウの溶けやすさが特徴

さらに1月19日より、同社公式Twitterにて創業100周年記念キャンペーンを開催。公式アカウントをフォローし、応募ツイートをリツイートした人の中から抽選で100名に、エスビー食品の商品とオリジナルグッズ(非売品)計30点以上を、赤缶カレー粉10kg缶に詰めてプレゼントする。応募期間は2月1日まで。

赤缶カレー粉10kg缶にエスビー食品の商品が入ったプレゼントが当たる