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三菱、幅と奥行きそのままで容量30Lアップした冷蔵庫

MR-MZ60J(フロストグレインブラウン)

三菱電機は、野菜室が真ん中のフレンチドア冷蔵庫「MZシリーズ」を1月27日に発売する。容量602Lの「MR-MZ60J」、同540L「MR-MZ54J」、同485L「MR-MZ49J」の3機種をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に44万円、41万円、39万円(いずれも税別)。

同社は容量別の目安となる世帯人数について、601L以上は5人以上の家庭向け、501~600Lは3~4人、401~500Lは2~3人の家庭向けとしている。

本体幅や奥行きを維持しながら大容量化した「中だけひろびろ大容量」シリーズ。容量485Lの「MR-MZ49J」の場合、幅と奥行きが同じ「MR-MX46H(2022年度モデル)」と比べて容量が30Lアップした。

幅と奥行きが同じ従来機と比べて容量30Lアップ

大容量化にあたり、従来より狭いスペースへ均一にウレタンを充てんする独自技術「薄型断熱構造SMART CUBE」を採用。断熱性能を保ちながら扉や外壁などの薄型化を実現した。

冷蔵室には、大きな鍋などに合わせて左右で高さを変えられる段違い棚や、ドアポケットのレイアウトを変えられる可動仕切りを備え、収納しやすくした。

製氷機の給水タンクを冷蔵室の床に埋め込み、チルドルームなどのフレッシュゾーンを左右いっぱいに配置したワイド設計。フレッシュゾーンの下段には肉や魚を約-3℃〜0℃で保存し、冷凍せずに長持ちさせる「氷点下ストッカーD A.I.」を搭載する。

「まるごとクリーン清氷」を採用し、製氷皿、ポンプ、パイプ、フィルターはすべて外して洗えるため、清潔に保てるという。

製氷皿、ポンプ、パイプ、フィルターはすべて洗える

冷凍した食材を解凍なしですぐに使える「切れちゃう瞬冷凍A.I.」を搭載。約-7℃で凍らせることで、ひき肉などを解凍せずに使いたい分だけ切り分けられるほか、魚の切り身も食べる分だけ取り出せるため、冷凍前に1つずつラップに包むといった手間がかからないとする。

全室に扉開閉センサーと温度センサーを搭載した「全室独立おまかせA.I.」を採用。部屋ごとの温度や扉開閉などを見張って、ムダなくしっかり冷やすという。

スマホアプリ「MyMU」と連携させることで、スマホから機能や温度の設定変更、扉開閉回数の確認などが可能。また給水タンクの水がなくなったら通知したり、扉の開閉によって離れて暮らす家族の使用状況を知らせたりする。このほか「DELISH KITCHEN」監修レシピなども掲載し、冷蔵庫の使用をサポートする。

容量602Lの「MR-MZ60J」の本体サイズは、685×738×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。各室の定格内容積は、冷蔵室が328L、製氷室が20L、瞬冷凍室が34L、野菜室が115L、冷凍室が105L。年間消費電力量は286kWh/年。本体カラーはフロストグレインブラウン、グレインクリア、グレイングレージュの3色。

MR-MZ54J(グレイングレージュ)
MR-MZ54J(グレインクリア)

幅60cmのスリムな冷蔵庫「MR-MB45J」も1月27日に発売。容量451Lで、価格はオープンプライス。店頭予想価格は30万円(税別)。

「切れちゃう瞬冷凍A.I.」「氷点下ストッカーD A.I.」などを搭載。本体カラーはクリスタルピュアホワイト、グレイングレージュの2色。右開きと左開きの2タイプを用意する。

MR-MB45J(グレイングレージュ)
クリスタルピュアホワイト