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三菱の冷蔵庫、薄型でも大容量に。整理整頓を案内して食品ロス防ぐ
2023年2月24日 08:05
三菱電機は、「中だけひろびろ大容量」の冷蔵庫から、薄型で容量495Lの機種を追加した「WZシリーズ」を3月10日に発売する。価格はオープンプライスで、ラインナップと店頭予想価格は容量608Lの「MR-WZ61J」が42万円前後、547L「MR-WZ55J」が39万円前後、495L「MR-WZ50J」が37万円前後(いずれも税別)。
冷凍室が真ん中の大容量冷蔵庫。まとめ買いや家事の時間短縮などのニーズ増加や、SDGs視点から各家庭での食品ロス削減、電力需要のひっ迫などへの対応が求められていることを受けて、「中だけひろびろ大容量」シリーズの特徴を維持しながら、操作パネルやアプリに整理整頓や手入れを促すAI技術を搭載した。
独自の薄型断熱構造「SMART CUBE(スマートキューブ)」や、給水タンクが埋め込み式の「洗える埋めちゃっタンク」を採用。2022年モデルのWX47Hの本体幅や奥行きを維持しながら、WZ50Jでは内容積が25Lアップした。
AI技術「A.I.予報」を搭載。冷蔵室・野菜室・冷凍室に搭載したセンサーで、各部屋の扉を開けている時間を計測したり、過去と現在の平均開放時間の変化を解析。今後の冷蔵庫内の収納状況を予測して、冷蔵庫専用アプリに整理整頓や手入れを促す通知をする。同社によると、冷蔵庫内を整理することで扉を開ける時間が減り、消費電力が削減されるという。
通知は、本体前面の操作パネルに♡(ハート)マークで行なう。これが表示された時は手入れを推奨するタイミングとなる。冷蔵室内に貼ってある二次元コードをスマホで読み込むと、整理整頓や手入れに関する解説動画の確認が可能。冷蔵庫とスマホを連携済みの場合は、アプリで通知ボタンをタップすると、同様の解説動画が確認できる。
整理整頓の解説動画は、冷蔵庫の部屋別に用意。その家庭ごとに、多く使われている庫内を判別して、それに関する動画が再生できるようになっている。
また、故障時に使用者が迅速に対応できるよう、必要な情報を通知する遠隔保守機能も搭載する。冷蔵庫からクラウドに送信されるエラーコードを基に、アプリにエラー内容を通知。訪問修理が必要なエラーが発生した場合は、修理依頼に関連するWebページを案内する。
アプリには、「切れちゃう瞬冷凍A.I.」を使った旬の食材レシピのほか、レシピ動画を配信する「DELISH KITCHEN」とコラボしたレシピを掲載している。
このほか、離れた家族の暮らしを見守ることができる有料サブスクリプションサービス「MeAMOR(ミアモール)」(月額1,080円)に対応。冷蔵庫の扉の開閉状況で、離れた家族の生活状況をアプリで確認できるほか、普段と違う傾向などが発生した場合は、アプリで通知が受け取れる。
WZ61Jの本体サイズと重量は、685×738×1,833mm(幅×奥行き×高さ)、124kg。各室の内容積は、冷蔵室328L(スライド室30L)、製氷室22L、瞬冷凍室34L、冷凍室110L、野菜室114L。年間消費電力量は273kWh/年。
WZ55Jの本体サイズと重量は、650×699×1,833mm(幅×奥行き×高さ)、118kg。各室の内容積は、冷蔵室298L(スライド室26L)、製氷室21L、瞬冷凍室29L、冷凍室99L、野菜室100L。年間消費電力量は266kWh/年。
WZ50Jの本体サイズと重量は、650×650×1,833mm(幅×奥行き×高さ)、114kg。各室の内容積は、冷蔵室268L(スライド室23L)、製氷室19L、瞬冷凍室27L、冷凍室90L、野菜室91L。年間消費電力量は263kWh/年。
本体カラーはいずれも、グレインクリア、グレイングレージュ、フロストグレインブラウンの3色を用意する。
置けるスマート大容量シリーズも
フレンチドア(6ドア)のWXDシリーズと、片開き5ドアタイプのBシリーズ計3モデルも同じく3月10日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は容量700Lの「MR-WXD70J」が46万円前後、470L「MR-WXD47LJ」が35万円前後、455L「MR-B46J」が28万円前後(いずれも税別)。
いずれも新たに「A.I.予報」を搭載する。Bシリーズはアプリに対応しておらず、操作パネルでの通知のみ。両シリーズともレイアウトは冷凍室が真ん中。
カラーはWXD70Jがグレインクリアとフロストグレインブラウン、WXD47LJがグレインクリアとグレイングレージュ、B46Jがクリスタルピュアホワイトとグレイングレージュの各2色。