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東芝、7倍スピードの急速冷凍でおいしさ保つ大容量冷蔵庫ベジータ
2023年1月24日 07:05
東芝ライフスタイルは、急速冷凍して食品のおいしさを保つ6ドア冷蔵庫「VEGETA(ベジータ) FZSシリーズ」を3月中旬に発売する。容量507Lの「GR-V510FZS」、550Lの「GR-V550FZS」、600Lの「GR-V600FZS」の3機種をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に40万円前後、43万円前後、45万円前後。
通常の約7倍のスピードで冷凍する「おいしさ密封 急冷凍」を備えた冷蔵庫。従来の冷凍は、凍るまでに時間がかかることでドリップの発生や食感の劣化につながっていた。FZSシリーズでは上段冷凍室を2段構造に改良。アルミトレイ付きスライドケースを備え、上部の吹き出し口からの冷気と、アルミトレイの下からの冷気を循環させ、風量や立ち上がりスピードを向上させて急速冷凍できるようにした。食品の細胞が壊れて味が劣化しやすい温度帯の-5~-1℃を従来製品では約143分かけて通過していたが、FZSシリーズは約19分で通過する。
上段で一定時間急速冷凍を行なった後に、音声アナウンスで終了を知らせる「おしらせ冷却」機能も搭載。3分間冷風をあてて弁当などを冷やす「粗熱取り」、10分間冷風をあてて冷製スープやゼリーを時短調理する「冷却調理」の2モードを備えた。スマートフォンアプリと連携すれば、1分から60分まで1分単位で時間設定できる。
上段冷凍室の下部に保存した食材は冷気を直接あてない「おいしさ持続 上質冷凍」で冷凍する。冷気をあてないことに加え、上段のアルミトレイの輻射冷却効果により温度変化を抑え、従来機種から霜付きを約4分の1に削減した。また、温度制御も改良し、より安定した低温で保存できるようになった、食品の品質低下の原因となる酸化や酵素の働きを抑制する。
チルド室・野菜室に加え、冷蔵室にもLEDの光を照射して菌の繁殖を抑える「W-UV除菌」を搭載。食材や作り置き料理を清潔に保つという。キムチやニンニクのニオイを脱臭する「Ag+マルチバイオ脱臭」も備えた。
そのほか、チルド室には食材の表面を氷の膜で包み込み、肉なら約14日間、魚なら約7日間鮮度を保てる「氷結晶チルド」機能を採用。野菜室には、カットした野菜や余った野菜をラップなしで保存できる「使い切り野菜BOX」も搭載した。
冷蔵庫の状況を音声とメロディで通知する「音声アナウンススピーカー」も備えた。半ドアや給水タンクの残量などを音声で知らせる。新たに、生活をサポートする機能も追加。機能の説明や操作方法の複雑な製氷機の清掃方法を音声で伝える。また、忘れがちなゴミ出しや習い事を専用スマホアプリに登録すると、冷蔵庫から通知される「ウィークリー音声リマインダー」機能も用意。そのほか、専用スマホアプリに接続している洗濯機やオーブンレンジの運転終了やエラーを冷蔵庫で音声アナウンスする。
GR-V510FZSの本体サイズは650×699×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。容量は冷蔵室が257L、野菜室が112L、製氷室が20L、冷凍室が118L。GR-V550FZSの本体サイズは685×699×1,833mm(同)。容量は冷蔵室が278L、野菜室が123L、製氷室が20L、冷凍室が129L。GR-V600FZSの本体サイズは685×745×1,833mm(同)。容量は冷蔵室が302L、野菜室が133L、製氷室が22L、冷凍室が143L。カラーはいずれもフロストグレージュとフロストホワイトの2色。