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次世代の配膳ロボットは料理をカメラで識別、声で操作も

Lucki PRO(ラッキープロ)

オリオンスターロボティクスは、積載量や認識範囲を向上させたAI配送ロボットの新製品「Lucki PRO(ラッキープロ)」を、1月11日に発表した。レストランをはじめ、ホテルや工場などでの活用が想定されている。

「料理認識カメラ」を搭載し、料理の有無や料理の種類などを識別。顧客へ提供される商品やサービスの品質を安定させ、向上できるとしている。

本体上部には14.1インチの操作ディスプレイを備え、画面内容がはっきり視認できる。また、簡潔なUIデザインを採用したことで、内容を簡単に確認し操作しやすくしたという。

AI音声対話機能も搭載され、音声での操作も可能。6つのマイクを内蔵し、75dBの騒がしい環境でも、話した内容を約90%の精度で聞き取れるとする。

また人の声を自動で認識し、自動で最適な経路で、店内を案内する。

料理の有無や料理の種類などを識別できる
14.1インチのディスプレイや音声対話機能で、操作しやすい

3つの「RGBDカメラ」と「LiDAR(レーザーレーダー)」を搭載し、小さな障害物も精確に検知可能。障害物を効率的に回避できるため、接触事故を大幅に減らせる。

またIR(赤外線)カメラも内蔵するため、マーカーを利用することで、常に自己位置の補正ができ、現場での安定した稼働が期待できるとする。

最適なルートで、障害物を回避しながら走行できる

最大4層のトレーを収納可能。各層の耐荷重は15kgのため、最大60kgの荷物が載せられる。なお、1回の充電での稼働時間は最大16時間で、フル充電までの時間は約4時間。

自動車で採用される「トーションバー式サスペンション」を搭載し、路面が凹凸していても安定した走行が可能だとする。

凹凸の路面での安定走行を可能にする「トーションバー式サスペンション」を搭載