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日立のドラム式洗濯機、乾燥フィルターをなくして手間を軽減

ビッグドラム BD-STX120H

日立グローバルライフソリューションズは、ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-STX120H」を9月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は44万円前後。洗濯/乾燥容量は12/6kg。

本体上面の乾燥フィルターをなくした「乾燥フィルターレス」構造のドラム式洗濯乾燥機。ホコリ、糸くずを一カ所に集め、手入れの手間を軽減した。

これまでは、乾燥運転の際にでたホコリや糸くずを乾燥フィルターで捕集する構造だった。新製品ではこの乾燥フィルターをなくし、本体の左下部にある「大容量糸くずフィルター」でまとめて捕集する「乾燥フィルターレス」構造を採用した。乾燥運転後は「乾燥ダクト自動おそうじ」「洗濯槽自動おそうじ」「ドアパッキン自動おそうじ」の3つの自動おそうじ機能で糸くずなどを洗い流し、「大容量糸くずフィルター」で捕集する。

「大容量糸くずフィルター」は、ステンレスメッシュを組み合わせた構造を採用し、簡単にごみを捨てられるよう配慮した。また、従来のくし型から箱形に形状を変更し、容量をアップ。これにより、約1カ月分のホコリや糸くずをまとめて捨てられるため、ゴミ捨ての頻度を減らしたとする。

お手入れの手間を軽減した

従来機種と同じ本体サイズのまま洗濯容量を11kgから12kgに容量アップ。洗濯中の様子が見えるよう、ドアに透明窓を備えた。

洗浄方式は独自の「ナイアガラ洗浄」を継続採用する。新製品では温水ヒーターを新たに搭載。約15℃から約60℃まで6つの温水コースを備え、目的に合わせた水温で洗濯できるとする。

目的に合わせて水温を選べる

スマートフォンとの連携も可能。スマホアプリ「洗濯コンシェルジュ」と接続することで外出先から操作でき、運転終了の通知を受け取れる。今回新たに、運転時間からコースを選択できる機能を追加。洗濯スタート前に中に入れた衣類の量を計測し、各コースの運転時間一覧を表示。その日の予定に合わせてコースを洗濯できるとする。

乾燥ユニットのヒーター容量をアップし、乾燥ダクトには除湿性能を高めるアルミプレートを搭載した。これにより、洗濯から乾燥までを従来の約132分から約98分に短縮した。湿度センサーで乾きムラを抑え、時速約300kmの高速風で衣類のシワをのばす「風アイロン」も継続して搭載する。

本体サイズは630×716×1,065mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約82kg。洗濯から乾燥時の消費電力量は約1,570Wh、標準使用水量は約86L。カラーはホワイト。左開き/右開きの2タイプを用意する。

このほか、ワイドカラー液晶タッチパネルを省略した3モデルを同時に発売。洗濯/乾燥容量が12/6kgの「BD-SX120H」、同12/6kgでスマートフォン連携、「温水ナイアガラ洗浄」、「AIお洗濯」非搭載の「BD-SV120H」、同12/7kgで奥行きがスリム、乾燥フィルターレス構造非対応の「BD-NX120H」をラインナップし、価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は順に41万円前後、37万円前後、43万円前後。なお、「BD-NX120H」は「温水ナイアガラ洗浄」搭載だが水温の設定はできない。

いずれも左開き/右開きの2タイプを用意する。本体カラーはBD-SX120HとBD-SV120Hがホワイト、BD-NX120Hがライトゴールド。