リンナイから世界初、家庭用給湯器で水素100%燃焼に成功

水素100%燃焼技術を搭載した給湯器のコンセプトモデル

リンナイは、家庭用給湯器において世界で初めて水素100%燃焼技術の開発に成功したと、5月30日に発表した。

CO2排出ゼロのクリーンな燃料とされる水素において、課題となっていた「爆発の危険性」と「不安定な燃焼」。リンナイはガス機器の開発で長く蓄積してきた燃焼技術や流体制御技術を駆使してこの問題をクリアし、今回開発に成功したとする。

同社は2021年11月にカーボンニュートラルの取り組みを記す「RIM 2050(Rinnai Innovation Manifesto 2050)」を発表。このCO2排出削減の取り組みの中で、水素エネルギーを燃焼することでお湯を沸かす給湯器の開発を進め、使用条件が厳しい家庭内の用途における水素100%給湯器の開発へと繋げることができたという。

今回の成功は、CO2を排出する機器の中でも大きな割合を占める家庭用給湯器において、カーボンニュートラル実現に大きく貢献するものとしている。

リンナイはカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを行なっている