ニュース

気が済むまで甘噛みしてくれる「甘噛みハムハム」の斬新な癒しがやみつき

やみつき体感ロボット「甘噛みハムハム」

ユカイ工学は、赤ちゃんやペットの「甘噛み」を再現した、やみつき体感ロボット「甘噛みハムハム」の先行販売を、CAMPFIREで3月8日に開始した。一般販売予定価格は4,400円だが、3月10日現在4,000円から購入可能。製品の発送は6月を予定。先行販売期間は4月21日まで。

ぬいぐるみの口に指を入れると「甘噛み」を体感できるというロボット。独自プログラムを開発し、指を入れるたびに異なる感覚を味わえるとする。ラインナップは、「ゆず/ミケネコ」と「コタロウ/シバイヌ」の2種類。

左から「ゆず/ミケネコ」「コタロウ/シバイヌ」
指を入れると甘噛みを体感できる

赤ちゃんや幼いペットに指を差し出した際の「小さな歯でムニムニと柔らかく食(は)む魅惑のしぐさ」を表現。ほんの短い期間にしか体験できない幸せな時間を再現するために製作したという。記事後半には実際に体験した感想を掲載する。

「ハムゴリズム」で飽きさせない工夫

甘噛みハムハムには、独自プログラム「ハムゴリズム」を含んだメカ「ハムリングシステム」を搭載。指を入れるたびに異なる甘噛みを体験できるようにした。味わいハム、溺れハム、マッサージハム、空振りハムなど、さまざまなしぐさを用意。これらのパラメーターや組み合わせによって飽きさせない、噛まれるたびに発見のあるアルゴリズムを実装してるとする。

ハムリングシステムの下顎の機構は、少し遊びを備えた設計。同システムの素材には樹脂を用いており、柔らかい素材ならではのたわみも活かし、いろんな形の指でも同じように心地よさを感じられるようにした。

独自のハムリングシステムを搭載

甘噛みハムハムを体験! これは癒される……

「甘噛みハムハム」は、ユカイ工学の社員自身の子育て経験から、赤ちゃんや幼い動物がハムハムと甘噛みをするしぐさを思い出したものをアイディア化。眠そうな表情をした動物のぬいぐるみを数多く手掛ける、りぶはあとの「ねむねむアニマルズ」とコラボレーションしたものだ。デモ機をお借りして試してみたところ、かわいすぎて返したくなくなっている。

筆者宅にやってきたのは、ミケネコのゆず。この時点ですでにかわいい……。

ミケネコのゆず。眠たそう……
ぽってりとしたフォルムが愛らしい

電池ケースやスイッチなどの機械的な部分はあるものの、ぬいぐるみ本体は全体的にやわらかく、もちもちとした感触だ。適度な重さも、持ち上げたときのおさまりがいい。調べたところ、生後1カ月の子猫の体重は400~500gほどらしいので、ゆず(約380g)はちょうどそれくらいなのかもしれない。

早速スイッチを入れて指を入れてみると、口が動いて指がゆるく締め付けられる。まさに甘噛みだ。かわいらしくて目尻が下がるというか、癒されて気が抜けるような感じになる。

口元の動きを動画に収めてみた。外からはわかりにくいが、しっかりめにハムハムされているところだ。

指を入れるとハムハムされる……!

ハムハムの動きは「吸うように噛む」「指を突っ込み続けると溺れる」など、数十種類あるそうだ。指を入れるたびに動きが変わって、「おお、すごい勢いですね」というときもあれば、だんだん甘噛みがゆっくりになってきて「あれ、寝ちゃったのかな?」と想像をかき立てられる場面もあった。

実際には指を甘噛みされているだけなのだが、なんとなくミルクをあげているような感覚にもなり、「お世話することで得られる充足感」もあると個人的には感じた。ぬいぐるみや小さな動物が好きな人であれば、きっと癒されるだろう。デスクの上に座らせて、仕事がひと段落したらハムハムしてもらう生活というのもよさそうだ。

ハムハムに目尻が下がる
もちもちボディ

しっぽを含む本体サイズは、ゆず/ミケネコが130×210×195mm(幅×奥行き×高さ)、コタロウ/シバイヌが120×190×190mm(同)。いずれも重量は約380g。電源は単三形アルカリ乾電池3本。

CAMPFIREでは、ゆず/ミケネコ、コタロウ/シバイヌの各単体のほか、おしゃぶりやサコッシュが付いたセット、2匹セットもラインナップ。またオリジナルの甘噛みハムハムを作れる「ハムハムデザイン券」も200,000円で用意する。

現在、東京都・渋谷PARCO1階のショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」にてプロトタイプが展示されており、先行体験が可能。