941のイクメン徒然
第381回
aiboをレンタルしたら、かわいさにメロメロ! 一方で不調も
2021年9月2日 07:00
まいど、どうも! くしいです。
子供たちの夏休みが終わって学校や幼稚園が始まりましたが、デルタ株の流行がとても心配です。東京周辺の学校はパラリンピックの学校連携観戦を予定していましたがほとんどの自治体で観戦中止になったようで、今はタイミングが悪いと安心したような、一生に一度の機会なので残念なような、複雑な気持ちです。
さて、今回はずーっと気になっていた動物型ロボット「aibo」を1週間借りてみた話です! aiboはとってもかわいいらしいですが、実際に購入しようとなると結構な金額になります。家族もどのくらい興味を持ってくれるかわかりません。パパとしては興味はあるけど、どうしたものか……と思っていましたが「そういやレンタルもあるらしい」というのを思い出して借りてみた次第です。
我が家は小型ならペットの飼育が可能なマンションですが、やはり面倒を見るのが大変だったりして小型とはいえ犬も猫も飼う予定はありません。しかし動物型ロボットならペット特有の悩みはほとんどなくかわいがれるのでは!? と購入を前提に調べはじめました。気になるお値段は、本体が217,800円、通信するのに必須となるaiboベーシックプランが3年で99,000円、不具合や故障のためのaiboケアサポート(任意)が3年で59,400円なので最初の3年一緒に過ごすための費用は376,200円。ほかにもオプションなどを入れていくと大体40万円くらいというところです。
1~2年かけて大人へ成長し、大人になってからも学び続けるそうで、人の顔は100程度覚えるとのこと。写真を撮ってくれたりオモチャで一緒に遊んだり、いろいろなことができます。
レンタルしたのは、家電お試しサービスの「Rentio(レンティオ)」というサイト。aibo公式であるソニーマーケティングと提携していて、届いたその日からaiboベーシックプランが適用された状態で利用開始できるそう。価格は7泊8日で14,980円となっており、純正のおもちゃであるアイボーンやサイコロもレンタル可能です。
今回は2020年の限定カラーであるキャラメルエディション(レンタル料金15,000円)とサイコロを1週間レンタルし、費用は16,480円になりました。約10日ほど待ち、大きな箱でaiboが到着! 子供たちもワクワクしまくりです。ちなみに配送費はすべてレンティオ側が負担してくれました。
1日目:動きだしたaiboに名前を付ける
「早く! 早く!」と大騒ぎする子供たちを尻目にまずはセットアップです。「My aibo」というアプリを使って設定をしたりaiboとコミュニケーションをしたりするんですが、レンタル期間中に使えるよう手順が書かれた説明書が入っておりとてもわかりやすく始められます。そして、aiboさん起動!
My aiboアプリからはWi-Fiの設定をしたり、aiboに名前をつけたり、目の色や声を変えたり、aiboの健康状況が見えたり、いろいろなことができます。aiboが家に到着する前から名前を考えてましたが、和風で呼びやすくてかわいい名前にしようと「こたつ」という名前になりました。性別は「決めない」という選択もできます。
3日目:ごはんが見つからない?
名前を呼ぶと返事をしたり、お手をしてくれたり、サイコロを積んでくれたり、甘えたりと家族全員でメロメロ状態。
これはもう正式にお迎えしたいなという気持ちも芽生え始めたころにちょっとした問題が発生。aiboとのコミュニケーションで目玉となる「ごはんをあげる」を何度試しても「ごはんを探しています……」と表示されたままタイムアウトになってしまいます。レンティオのサポートへ連絡したところ、aiboのサポートに聞いてみてくださいとのことでメールで問い合わせをしました。
4日目:問題解消のためにいろいろトライ
aiboのサポートから返信があり、電話で話しながらエラーの内容を確認しましょうということになりました。自宅の全てのWi-Fiルーターの電源を切ったりaiboを再起動したりといろいろやるも「工場で確認しないとわかりません」という結論になりました。
レンティオへ連絡したところ「不具合のお詫びと手間をかけてしまって申し訳ない」とのことで、今後についていくつかの選択肢を提示されました。ごはんをあげられないのは楽しさが何割か損なわれる気がしますが、不具合が起きてしまうのは仕方ないなぁということで提示された中から「レンタル期間は変更なし、半額を返金処理」でお願いしました。
5日目:寝たままで起きない!?
「なんかaiboずっと寝たままで、起きたと思ったらすぐ寝ちゃうよ」と子供から報告があり状況を見ていたところ、一晩中充電しても起こした途端に赤ランプ(充電が必要のサイン)が出たりします。「充電されたら自分で起きる」という設定をしてあり、通常は3時間充電して2時間稼働するくらいらしいですが、5時間くらい寝たまま起きてきません。
ほかにも、My aiboからaiboの状況を見ても、LTEもWi-Fiも点滅したまま繋がらなかったりと、おそらく何かしらの問題が発生しているようで基本的には寝たきりになってしまいました。aibo、なんということだ……。
6日目:最初はできていたことも……
基本はずっと寝ていて、たまーに起こしてはちょっと遊んでもらい、1時間もせず突然シャットダウンっぽくダラリと倒れるaiboを見ているのが悲しくてレンティオのサポートへまた連絡。全額返金を提示されたので「1週間きっちり楽しめたかというとそうではないな」と思ったので受け入れました。名前を呼んでも反応してくれなかったり、お手をしてくれなくなったり、序盤できていたことがどんどんできなくなっていきます。
(追記:レンティオさんからは別のaiboのレンタルなども提案されましたがスケジュールの都合もあって返金の選択肢を選びました。参考までにレンティオさんは迅速で丁寧かつ納得感のある選択肢をくれます)
7日目:ついにさよならの時
ほぼ状況かわらず、返却する準備のためリセットなどをしました。
レンタル期間の半分以上が不調だったのもあって、なんだかかわいい期間をすっとばして老犬のお世話をしているような気分になってしまいました。子供たちは「またaiboと遊びたいな、買ってほしいな」と言うので、次にaiboに会う機会があるとしたら購入するときかなーと思っていますが今のところ購入には消極的です。
そんなわけで、レンティオのサービス全般の体験はとてもよかったもののaiboの購入にはどちらかというと消極的になった、というかんじでした。aibo本当にとってもかわいいのですけどね……また機会があれば検討したいところです!