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日立、大火力で野菜をシャキシャキに仕上げるオーブンレンジ。時短メニュー拡充
2021年6月3日 13:11
日立グローバルライフソリューションズは、最高1,000Wの大火力で野菜をシャキシャキに仕上げる過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ MRO-W1Z」を7月3日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は95,000円前後(税別)。
食品の重さと温度を測る独自の「Wスキャン」に新制御を採用し、野菜を食感よく仕上げる「野菜シャキシャキメニュー」を搭載。また1人分を最短1分で調理するスピードメニューなど、時短/省手間メニューを拡充させた。総庫内容量は30L。
8眼センサーが15段階にスイングして食材の表面温度を測る「センター赤外線センサー」と「重量センサー」を用いたWスキャン機能を備える。本機は新たに、食材の温度変化からエリアを特定し、食材エリアのみ集中的にセンシングする制御を用いた野菜シャキシャキメニューを用意。短時間で温度変化を見極め、最高1,000Wの大火力で一気に加熱することで野菜から出る水分を抑え、シャキシャキの食感に仕上げるという。この新制御により、冷凍ごはんや冷凍おかずのあたため時間も約15%短縮した。
ヘルシーシェフは、レンジ/オーブン/グリル/スチーム/過熱水蒸気の5種類の加熱方法を、レシピに応じて組み合わせる。本機は重量/赤外線センサーを利用したオートメニューのなかでも、時短/省手間メニューを拡充。上述の野菜シャキシャキメニューは8種類のメニューを採用し、例えばチンジャオロウスーであれば、従来約7分だった調理時間が約5分になった。
1人分を短時間で仕上げる「最短1分スピードメニュー」には、「豆苗の塩昆布ナムル」「人参とえのきの中華風サラダ」など8メニューを用意。さらに耐熱ボウルに下ごしらえした材料を入れて加熱するだけの「簡単プラボウルメニュー」を従来の40から73メニューに拡充。ガラスボウルだけでなく、割れる心配のないプラスチック容器も使用でき、従来必要だった容器の設定を省くことで、より手軽に調理できるようにした。
冷凍状態の食材の解凍から焼き上げまでをオート調理する「冷凍から焼き物」は11メニューを用意。下ごしらえして冷凍しておけば、食べたいときに冷凍庫から出して加熱するだけで食べられるため、時短と省手間を実現できるという。
オートメニューではレシピサービス「クックパッド」の「殿堂入りレシピ」や、食品メーカーの味の素/カゴメ/キッコーマン/キユーピーと共同開発したレシピも調理可能。いずれも従来モデルよりレシピ数を増やし充実させた。
本体には無線LANを搭載し、スマートフォンアプリ「ヘルシーシェフアプリ」と連携できる。アプリではレシピ検索がしやすい「献立決め機能」や、普段よく使う食材などから好みの傾向を導くおすすめレシピの提案などを利用可能。本体に搭載されていない新レシピも順次配信される。
このほか、よく使う加熱のパワーや時間を登録してスマホから本体へ設定できる機能や、レシピを3段階で評価できる「お気に入り機能」、調理のコツや使い方動画を閲覧できる「サポート機能」、調理終了を通知する「お知らせ機能」も用意する。
本体サイズは497×442×375mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約18kg。レンジ手動出力は1,000W/600W/500W/200W相当/100W相当。本体カラーはフロストホワイト/フロストブラック。