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タイガーから「炊きたて」最高峰、本土鍋ごはんの仕上げ&保温が進化

炊きたて 土鍋ご泡火炊き JPL-G100

タイガー魔法瓶は、「炊きたて」シリーズ50周年記念モデルの土鍋圧力IHジャー炊飯器をさらに進化させた「土鍋ご泡火(ほうび)炊き JPL-G100」を6月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は140,800円。最大炊飯容量は1L(5.5合)。

内なべに本土鍋を採用した「土鍋ご泡火(ほうび)炊き」の新たなモデル。1970年の初代モデルから50周年を迎えた2020年に発売された「JPL-A100」をさらに進化させた。

カラーは2種類

特徴の「土鍋ご泡火炊き」は、大量の泡がお米を包んで表面を守るのが特徴。お米が傷つきにくく、旨み成分のデンプンが閉じ込められるため、表面がつややかでもっちりとした食感に炊きあげられるという。

本体底に組み込んだ「遠赤土かまど」が本土鍋に熱を伝え、土鍋ならではの最高温度約280℃の高火力を実現。約4倍の遠赤効果による輻射熱で甘みと旨みを引き出す。

新しいJPL-G100の大きな進化は、炊飯の「仕上げ」と「保温」の2つ。

蒸らし工程でお米の甘みとハリを引き出す「丹精(たんせい)仕上げ」を引き続き採用し、圧力の段階的なコントロールで高い蒸らし温度を維持しながらやさしく温度変化させる「多段階圧力機構」と、外気を取り込みながら過剰な熱と蒸気を取り除いて水分をコントロールする「ハリつやポンプ」を備える。

この「ハリつやポンプ」において、新たに「間欠呼吸」を採用。ポンプによる呼吸を一定ではなく間欠的に行なうことで、湿度をコントロールしながら高温を保って仕上げ、ハリを保ちながらも、本来の甘みを引き出すとしている。

「ハリつやポンプ」で水分をコントロール

また、内なべ内の湿度や環境を整える「おひつ保温」も、呼吸回数を増やし、手本とする木のおひつに近づけたという。炊きたてのおいしさが長持ちするように、本体の底に備えた温度センサーで最適化した呼吸間隔で湿度を細かく制御する。

茶碗一杯分でも料亭のようなご飯が楽しめるという「一合料亭炊き」も引き続き搭載。専用の中ぶたを使って炊飯空間を最適化した形で香り高く甘みのあるご飯を炊けるという。

「一合料亭炊き」は、中ぶたで炊飯空間を最適化

「銘柄巧み炊きわけ」機能も進化して、新たに70種類に対応(従来機JPL-Aは50種類)する。水分率や、タンパク質、アミロースの量など各銘柄の持つ特徴に合った炊き方ができるとしている。

70銘柄の炊き分けに対応

そのほかにも、「しゃっきり~もっちり」の5段階で食感を調整できるほか、「雑穀/玄米/麦めし(押麦・もち麦)」メニューなども用意する。

炊きこみご飯

大型のホワイトバックライト液晶を備え、操作はタッチパネルで行なう。手入れは内なべと内ぶたの2点のみで、従来よりもさらに着け外しやすくした「マグネット式着脱内ぶた」で、手を離すとスッと本体に装着できるという。内ぶたは食器洗い機にも対応する。

液晶ディスプレイ部
マグネットで簡単に着脱できる内ぶた

本土鍋の内なべは、三重県四日市市の萬古焼を使用。約1,250℃の高温で焼き上げ、三度焼きを経て完成する。強度は一般的な土鍋に比べ約2倍以上としている。内なべの割れや、フッ素コーティングのはがれに対して5年間保証も用意する。

萬古焼の本土鍋

本体サイズは、約290×351×220mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約7.4kg。最大消費電力は1,080W。本体カラーはミネラルブラックとエクリュホワイトの2色。