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日立、京都「八代目儀兵衛」のごはんを極めた炊飯器。季節に合わせた火加減

圧力&スチームIHジャー炊飯器「ふっくら御膳 RZ-W100EM」

日立グローバルライフソリューションズは、5.5合炊きの圧力&スチームIHジャー炊飯器「ふっくら御膳 RZ-W100EM」を7月3日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は88,000円前後。

最高1.3気圧の圧力と、最高107℃のスチームで炊き上げる圧力IH炊飯器。京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」の炊飯ノウハウを取り入れた「極上ひと粒炊き」が特徴。ごはん粒の輪郭がはっきりとし、ひと粒ひと粒の食感がしっかりしており、噛むと米の甘みが広がる「外硬内軟」を実現した。

本機では極上ひと粒炊きが進化。八代目儀兵衛が季節によって炊き方を変えることから、新たな炊飯制御を採用。季節による水温の変化をセンサーで感知し、火加減や浸し時間を自動で調整する。

浸し工程においては、寒い冬は水温を40℃まで上げてじっくり吸水させる。暑い夏は米が吸水しすぎないように浸し時間を短くし、早めに加熱。1年を通して外硬内軟のおいしいごはんに炊き上げるという。

冬は水温を高めじっくり吸水。夏は浸し時間を短くする

炊飯コースは、極上コース(しゃっきり/ふつう/もちもち/すしめし)/炊込み/おこげ/おかゆ/おこわのほか、0.5~1合または1.5~2合の少量炊飯コースを備える。極上コースのしゃっきり/ふつう/もちもちは、白米や無洗米だけでなく、雑穀米/玄米(発芽玄米)/麦ごはんにも対応する。最大40時間のスチーム保温機能も搭載。

蒸気キャップの機能を本体に内蔵したことで、手入れがしやすくなった。洗浄部品は内釜とふた加熱板、オートスチーマープレートの3点のみ。フレーム部にはシリコン入りコーティングを採用し、汚れを落としやすくした。またフレーム部、操作部、フックボタンには抗菌処理を施した。

設置場所の自由度を高める「蒸気カット」構造を引き続き採用。炊飯時に発生する蒸気を本体内に溜めておき、蒸らし時のスチームとして利用するため、炊飯中はほとんど蒸気が出ないという。このため、例えばスライド式の棚の中で利用しても蒸気がこもらず、炊飯器の置き場所に置き場所に困らないとする。

洗浄パーツは3点のみ
「蒸気カット」で置き場所を選ばない

本体カラーは漆黒。漆工芸品をイメージした刷毛目調の仕上げをデザインし、高級感を演出する。

本体サイズは248×302×234mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約6kg。炊飯時の消費電力は1,400W。コンパクトしゃもじ(自立式)、計量カップが付属する。

刷毛目調に仕上げた高級感のあるデザイン

同時に、一部仕様や本体色が異なる「ふっくら御膳 RZ-V100EM」を発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は60,000円前後。

水温炊飯制御は非搭載。極上コース(しゃっきり/ふつう/もちもち)は白米と無洗米のみに対応する。スチーム保温は最大24時間。本体カラーはフロストホワイト/フロストブラックの2色展開。