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在宅勤務でエアコン使用時間が前年比1.8倍に!? ダイキンが手入れ方法を紹介

ダイキンがシーズンオフ時のエアコンの手入れ方法を紹介

ダイキン工業は19日、コロナ禍における冬のエアコン使用実態に関する調査結果を発表した。2020年12月~2021年2月の平日のエアコン平均使用時間は、週3日以上在宅勤務した人で前年比1.8倍の9.28時間だった。全体では同1.45倍の8.4時間。

在宅勤務者の平日のエアコン利用は昨冬の1.8倍

3月4日~9日にインターネットで実施。20~60歳代の男女で昨冬・今冬にエアコン暖房を使用し、昨冬は在宅勤務をしておらず今冬週3日以上在宅勤務した人200人と今冬在宅勤務しなかった人200人に調査した。

また、春~夏に暑くなったときや、秋~冬に寒くなったときなどエアコン使用再開時に、226人が不快なトラブルを経験したという。そのうち、52.7%が「不快なニオイ」を経験したと回答。「冷えない・暖まらない」「吹き出し口周辺やフィルターのカビ」が続いた。

エアコン使用再開時のトラブルは「不快なニオイ」が最多

シーズンオフ前のエアコンの手入れ方法を紹介

同社は、例年以上に作動させたエアコンのトラブルを防ぐための手入れ方法を紹介。

エアフィルターの清掃。掃除機でホコリを吸い、汚れがひどければ水洗いも

エアフィルターは空気中のホコリをとらえ、エアコン室内機内部に入るのを防ぐもの。ホコリが溜まると風の通りが悪くなり、消費電力が増加してしまう。

エアフィルター掃除をするときは、エアフィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取り、汚れがひどい場合は液体中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗う。洗うときには、ホコリが付着している面の裏から水を当てると汚れを効率よく落とせる。

水洗い後は軽く水切りして日陰で乾かす。乾燥が不十分なまま取り付けると雑菌が繁殖してカビや不快なニオイの原因となるため、十分に乾燥させることを推奨している。

エアフィルターの清掃

自動おそうじ機能付きエアコンは、エアフィルターの日常的な手入れはいらないが、ダストボックスに溜まったホコリは捨てるようにする。湿度の高い夏にはダストボックスに溜まったホコリを栄養にカビが生えてしまうおそれもあるため、こまめな手入れが必要。

自動おそうじ機能付きであっても、ホコリの付着量が多い場合や油汚れ/タバコのヤニがフィルターに固着する環境ではエアフィルターを取り外して清掃する。

エアフィルター奥の熱交換器が汚れていないか確認

熱交換器は、エアフィルター奥にある、薄いアルミの板が並んでいる部分。汚れてしまうとカビや嫌なニオイの原因になるほか、消費電力が高くなる。

汚れていた場合、自分で清掃しようとすると、アルミの板が折れ曲がったり、指を怪我したりする危険がある。エアコンの専門業者に薬品洗浄を依頼することを勧めている。

熱交換器の汚れ

室外機周りもチェック。背面に異物が挟まっていれば取り除く

屋外の室外機の裏には、風による飛来物が挟まることがある。背面に異物があるとエアコンの能力低下や故障につながるため、挟まっていた場合には取り除く。