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Ankerの会議用スピーカーが在宅勤務の味方すぎる! 有線のよさ実感

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
オンライン会議用のスピーカーとして「Anker PowerConf S3」を購入

在宅勤務でのWeb会議中、パソコンの音量を最大にしても音声が小さく感じていましたが、会議内容を録音する必要があり、ヘッドセットも使えない状況でした。そこで購入したのが「Anker PowerConf S3」。

会議用スピーカーを初めて購入するため、9,990円という試しやすい価格に惹かれました。大人数での使用ではなく在宅勤務に適したコンパクトなサイズとスペックも、選択の決め手に。

当初は、会議用スピーカーは複数人向けという先入観があり、1人で使うのはどうかな……と少し不安でした。が、購入から3カ月が経った今では、すっかり生活に欠かせないアイテムとなったので紹介します!

つないだらすぐに使える! 初期設定すら不要

サイズは約12cm四方でCDと同じくらい。テーブルの上を圧迫せずに、コンパクトに置きやすいです。

本体サイズは約124×124×28mm(幅×奥行き×高さ)とCDと同じくらい。重さは約340g、USB Type-C(5V/2A)入力で、オーディオ出力は3W。コードレスでも使えて、連続通話時間は最大24時間、充電時間は約4時間

主に会議中に使うアイテムで頻繁に出し入れするため、収納しやすい点がよかったです。薄型で余計な凹凸がなく、かさばらずに空いたスペースにスッと入れられます。

収納ケースも付属

とにかく、接続しやすいです。USB Type-Cケーブルを使用して、パソコンに有線でつなげば、すぐに使えます。専用ドライバーのインストールなどの初期設定も不要なので、購入後すぐに使い始められました。

有線接続であれば電源を入れる操作すら必要なく、会議中に接続してもすぐに認識。オンライン会議前に接続でもたつくと焦りますが、ケーブルを差すだけで使えるので心強いです。

なお、Bluetoothによるワイヤレス接続にも対応しており、充電すればコードレスで使えます。

付属のUSB Type-C to Aケーブルの有線接続に対応
左が電源ボタン、右がBluetoothボタン。通信規格はBluetooth 5.3

音質はクリアに。聞き返される回数も減少

これまでは音量を最大にしても、集中して耳を澄まさないと何を言っているのか正確に聞き取れない状況もありました。

本機を接続することで、音量が大きくなり、声の聞き取りにくさは解消。4〜5人で使うとなると音量が物足りない可能性もありますが、1人で使うには十分でした。

音質は、音のこもりが軽減されてクリアに。音の出だしが途切れることや、ハウリングすることもなく、大事な発言も聞き逃しにくくなりました。

+ボタン=音量アップ、ーボタン=音量ダウン、三角ボタン=音楽を再生/一時停止、電話ボタン=電話に出る/終了、2秒長押しで着信拒否、真ん中のボタン=マイクをミュート、ミュート解除

本機には、6つの全指向性マイクが360度に配置されており、全方向から声を拾える仕様になっています。さらに、音量は本体との距離、声の大きさに合わせて、相手側に均一な音量で声が届くように自動で調整されているようです。ノイズリダクション、エコーキャンセリング、残響抑制などの音声処理機能も搭載。

これまではマイクから離れた位置でしゃべると、「えっ?」と聞き返されることもありました。今は位置をあまり気にせずしゃべっても声を拾ってくれるので、より集中して会議に臨めています。

ミュート中は赤く点灯

「Anker PowerConf S3」は1万円以内の手頃な価格でしたが、導入したことで音量・音質がよくなって文字起こしの精度が改善するなど、生産性アップにも大きく寄与しました。

パソコンの外部機器を増やすことで、オンライン会議直前に設定などでもたつくことを懸念していましたが、実際には不安なく使用でき、在宅勤務における信頼できるアイテムとして定着しています。

福永 太郎

フリーランスの編集者・ライター。ライフスタイル系メディアの家電記事の担当を経て独立。現在は複数のWebメディアに寄稿。