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500mlボトルも立てたまま収納、日立の540L冷蔵庫。幅そのまま容量拡大
2021年1月27日 14:30
日立グローバルライフソリューションズは、定格内容積540Lの大容量冷蔵庫「R-HX54R」「R-HW54R」を3月11日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に34万円前後、32万円前後(いずれも税別)。
本体幅65cmを維持しながら、内容積を従来よりも20L拡大した大容量冷蔵庫。食品のまとめ買いやストックの増加に対応し、買い替え時に従来の設置場所にそのまま置ける点が特徴。
天井部分を薄壁設計にすることで、内容積を従来比20L拡大。これにより、冷蔵室の最上段に500mlのペットボトルを立てたまま収納できるようになった(2段階設定の棚を下段に設定した場合)。
冷蔵室には「まるごとチルド」を採用。大風量ファンの回転数などを制御し、棚スペース全体を約2℃のチルド温度に保つことで、棚のどこに置いてもチルド温度帯での保存が可能。食材や作り置きした料理の鮮度を長持ちさせるという。
さらに専用冷却器で除湿量を抑えたうるおい冷気を送ることで、冷蔵室の湿度低下を抑制。約400gの葉物サラダを24時間保存した際の平均湿度は約80%となり、一時的にサラダを保存するときにラップを使わなくても、食材の乾燥や変色を防ぐとする。
冷蔵室下部には、肉や魚を保存する「特鮮氷温ルーム」を装備。食材が凍らない約-1℃での保存により、生食用の魚は3日間、加熱調理用の肉/魚は7日間鮮度をキープし、凍結による風味や食感の劣化も抑えるという。
本体の真ん中に冷凍室を用意。下段冷凍室は3段ケースを採用し、1段目には大型アルミトレイを備える。アルミは熱伝導に優れており、食材の熱を急速に奪って冷凍するため、ホームフリージングに活用できる。
また温度センサーを備え、食品の温度を検知して自動で運転を切り替える「デリシャス冷凍」に対応。食品の水分が凍る-1~-5℃の温度帯をすばやく通過させることで、氷結晶の成長を抑え、食品の細胞破壊を抑制し、ドリップの流出を抑えるという。
本体の下段に「新鮮スリープ野菜室」を搭載。「プラチナ触媒(ルテニウム配合)」が、野菜から出るエチレンガスやニオイ成分を分解し、さらに炭酸ガスを生成することで野菜の呼吸活動を抑え、野菜を眠らせるように保存するという。野菜の水分を閉じ込めて乾燥を防ぐことで、みずみずしさが7日間長持ちするとしている。
R-HX54R/R-HW54Rともに、本体サイズは650×699×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。定格内容積は、冷蔵室279L、製氷室22L、冷凍室27L/109L(上段/下段)、野菜室103L。本体カラーは、R-HX54Rクリスタルミラーとファインシャンパン。R-HW54Rがクリスタルシャンパンとクリスタルホワイト。
また本体幅685mmで内容積602Lの「R-HX60R」「R-HW60R」、本体幅650mmで内容積478Lの「R-HW48R」も発売。発売日はR-HX60R/R-HW60Rが2月25日、R-HW48Rが3月11日。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格はR-HX60R/R-HW60R/R-HW48Rの順に、39万円前後、37万円前後、30万円前後。
いずれも、まるごとチルド/デリシャス冷凍/新鮮スリープ野菜室など、R-HX54R/R-HW54Rと同様の機能を搭載。なお最上段で500mlペットボトルを立てたまま収納することはできない。
本体カラーは、R-HX60Rがクリスタルミラーとファインシャンパン。R-HW60R/R-HW48Rがクリスタルシャンパンとクリスタルホワイト。