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ノーリツ、マンションのメーターボックスに設置できる省エネ給湯&暖房を秋に発売へ

集合住宅用「ハイブリッド給湯・暖房システム」のイメージ

ノーリツは19日、省エネや環境に配慮した「ハイブリッド給湯・暖房システム」の新製品として、同社では初となるマンションのメーターボックス内に設置可能なモデルを2021年秋の発売に向けて開発中と発表した。

「ハイブリッド給湯・暖房システム」は、空気熱によるヒートポンプ給湯器と、瞬間式でお湯をつくる高効率ガス給湯器(エコジョーズ)の長所を融合させた給湯/暖房システムで、高い省エネ性が特徴。建設会社の熊谷組が技術協力している。

開発中の集合住宅向け新製品は、給湯器の構成を従来の2ピース構成から3ピース構成に変えることで「業界最高レベル」の省エネ性とコンパクト化を実現。これまで難しかったという集合住宅のメーターボックス内への設置を可能にした。

3ピース構成に変更して設置性を向上

国が推進するZEH(ゼッチ/net Zero Energy House)の普及に寄与し、特に断熱/省エネ/創エネにより年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロを目指す集合住宅「ZEH-M」(ゼッチマンション)の普及拡大へ貢献するという。快適な「温水式床暖房の導入」と「一次エネルギー消費量の削減」を両立、付加価値の高いマンションの企画や設計の選択肢を広げるとしている。