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ノーリツ、集合住宅のメーターボックスに収まる省エネ給湯/暖房システム

メーターボックス内に設置した「ハイブリッド給湯・暖房システム」のイメージ

ノーリツは、メーターボックス内に設置できる「ハイブリッド給湯・暖房システム」を9月1日に発売する。価格は貯湯ユニット「SH-Q0700 BL」が170,500円、ヒートポンプユニット「HP-2232 BL」が181,500円、マルチリモコン「RC-G057PEW-2 マルチセット」が60,280円、温水暖房付きガスふろ給湯器「GTH-C2460AW3H-T-1 BL」が484,000円。

従来は給湯器を内蔵した貯湯ユニットとヒートポンプユニットの2ピース構成だったが、貯湯ユニットと給湯器を分けた3ピース構成にすることで、集合住宅のメーターボックス内や、狭小戸建て住宅などに設置可能。既存の温水機器からの取り替えも用意で、新築からリフォームまで、あらゆる住宅環境の設置バリエーションに対応するという。本システムの開発は、建設会社・熊谷組の技術協力を得て進められた。

2ピースから3ピース構成へ変更し、メーターボックス内にも設置可能に

地球温暖化係数が低い自然冷媒を採用。ハイブリッド給湯・暖房システムでは初めて、ヒートポンプユニットを含むメーターボックス全体の面積が容積率緩和の適用範囲に該当。また省エネ性能が高いため、家庭で使用するエネルギーを抑え、太陽光発電などでエネルギーを作ることで、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする集合住宅「ZEH-M(ゼッチマンション)」の普及拡大に貢献するとしている。

温水暖房付きガスふろ給湯器は、「GTH-C2460AW3H-T-1 BL」が集合住宅用の代表機種となっており、このほか「GTH-C59-1/60-1/61-1」も同システムに対応(一部を除く)。「GTH-C59-1/60-1/61-1」はオプション機能として、入浴人数などからふろ配管の汚れ具合を予測。自動で配管を洗い流す「スマート配管クリーン」、同居家族が長時間入浴していた場合にアプリで通知する「宅外お知らせ機能」などを用意する。

自動で配管を掃除するオプション機能も用意