ニュース
シャープ、ペットと人どちらも快適にするプラズマクラスターエアコン。氷結ドライ除湿も
2020年11月25日 11:00
シャープは、プラズマクラスターエアコン「Xシリーズ」9モデルを2021年1月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25~41万円前後(税込)。
イオン濃度を50,000個/cm3まで高めた「プラズマクラスターNEXT」で清潔な室内環境を実現するというエアコン。熱交換器を氷点下まで下げて除湿運転を行なう業界初の「氷結ドライ」で除湿量を従来比約2倍まで高めたのが特徴で、風量を抑えて快適な室温を保てるとしている。「ペットモード」も新たに搭載した。
「プラズマクラスターNEXT」は、浮遊ウイルスや浮遊カビ菌などの作用を抑えるイオンの濃度を高めたもの。プラズマクラスター送風運転も行なえ、在宅時間が増えても、清潔で安心な室内空間を実現するという。
業界初となる「氷結ドライ」は、夏のエアコン使用において、従来の除湿制御では室温が低い時に「除湿がしっかりできない」「肌寒さを感じる」といった課題を解決するために搭載した機能。新開発のファンモーターによる低回転ファン制御や、コンプレッサー制御の見直しにより、熱交換器を氷点下まで冷やし、除湿量を従来機に比べ約2倍まで高めた。
また、従来機よりも吹き出す風の量を抑え、室温が低くなる梅雨時期や夏の夜間なども肌寒さを抑えるという。
AIoTクラウドサービス「COCORO AIR」の機能を強化し、新たに「ペットモード」を開発。「ワンちゃんモード」と「ネコちゃんモード」があり、アプリ画面でペットの種類や性別、サイズなどを登録すると、その特性に合わせた設定温度の提案や運転制御を行なう。
ワンちゃんモードでは人間より比較的涼しい環境を好む犬の特性に合わせて、エアコン付近の床面をスポットで冷やし、部屋全体の冷やしすぎを抑える。ネコちゃんモードでは、寒さに弱い猫に合わせて冷やしすぎないように冷房と送風を切り替え、優しく冷やすという。
エアコン内部や部屋のカビを自動で抑制する「プラズマクラスターパトロール」機能も搭載。停止中にカビが生えやすい環境を検知すると、プラズマクラスターイオンを自動で放出してエアコン内部や室内のカビを自動で抑制するという。リモコンからワンボタンで設定でき、利用した場合の電気代は1時間あたり約0.5円。
エアコン内部へのホコリの侵入や湿気、空気の停滞などカビの要因に対処する「風クリーンシステム」も装備。吹き出し口周辺のルーバーやダストボックスは取り外して水洗いできるほか、吹き出し口内部も凹凸が少なく拭き掃除しやすい構造とした。
適用床面積が冷房11~17畳、暖房11~14畳のモデル「AY-N40X2」(店頭予想価格31万円前後)は、プラズマクラスター適用床面積が約14畳。消費電力は冷房940W、暖房1,010W。室内機の運転音は冷房63dB、暖房69dB。室内機の本体サイズは798×373×295mm(幅×奥行き×高さ)、重量は18kg。カラーはホワイト系。
ラインナップと店頭予想価格(税込)
「AY-N80X2」(暖房21~26畳、冷房22~33畳) 41万円前後
「AY-N71X2」(暖房19~23畳、冷房20~30畳) 39万円前後
「AY-N63X2」(暖房16~20畳、冷房17~26畳) 36万円前後
「AY-N56X2」(暖房15~18畳、冷房15~23畳) 33万円前後
「AY-N40X2」(暖房11~14畳、冷房11~17畳) 31万円前後
「AY-N36X」(暖房9~12畳、冷房10~15畳) 30万円前後
「AY-N28X」(暖房8~10畳、冷房8~12畳) 29万円前後
「AY-N25X」(暖房6~8畳、冷房7~10畳) 26万円前後
「AY-N22X」(暖房6~7畳、冷房6~9畳) 25万円前後