ニュース

パナソニック、部屋の脱臭もできるエアコン。外気温46℃でもパワフル冷房

「Eolia(エオリア) AXシリーズ」2021年モデル

パナソニックは、「においケア」モードを搭載し、猛暑でも冷房パワーが持続するエアコン「Eolia(エオリア) AXシリーズ」の2021年モデルを1月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は約18万円~約31万円前後(税別)。

高外気温対応室外機を採用したエアコン。「においケア」モードを新搭載し、気になる部屋の脱臭もスピーディに行なえるという。AIによるおまかせ運転機能を備え、快適性と省エネを実現した。

AIによる自動運転モードを備える

室外機のコンプレッサー制御により、外気温46℃の環境下でも冷房パワーが安定的に持続。猛暑でも冷房の効きが悪くならず、涼しさをキープするという。

冷房時の快適性も向上。外壁や屋根から室内に伝わる「輻射熱」を考慮して、運転開始時にパワフルに冷やす新制御を採用した。これにより、設定温度に到達しても物足りないといったことを解消し、涼しさをしっかり実感できるとする。また湿度が高い場合には、設定温度よりも少し低めの室温まで冷やすように自動でシフトし、より快適に過ごせるようにした。

リモコンに「においケア」ボタンを配置。ボタンを押すと高濃度の「ナノイー X」を放出しながら、ニオイを空気ごと吸引し、結露水で洗い流す。さらにナノイー Xを本体内部で循環させ、ニオイ成分を抑制。においケアモードは、エアコン運転時/停止時にかかわらず使用できる。

「においケア」モード時は、ニオイを空気ごと吸引。結露で洗い流す
さらにナノイー Xを循環させ、ニオイ成分を抑制

「AI快適おまかせ運転」機能を搭載。心地よい温度を優先する快適モードと、節電運転を優先するエコナビモードの2つのモードが選べる。また人の不在を検知すると運転パワーをセーブし、人が戻ってきたら自動で元の運転に戻る「不在節電運転」や、不在を検知してから約3時間経っても人が戻って来ない場合、自動で運転をオフする「オートオフ機能」も備える。

本体内部を清潔に保つ機能も備える。「フィルターお掃除ロボット」は、エアフィルターに付着したホコリを、ブラシでかき取ってダストボックスに吸引。ボックスに溜まったホコリは約1年に1回、掃除機で吸い取るだけと手入れの手間を軽減できる。

また運転終了後に自動で内部を洗浄する「ナノイー X 内部クリーン」機能では、エアコン内部を40℃以上に加熱して乾燥。高濃度のナノイー Xを内部に充満させ、カビの成長を強力に抑制するという。

このほか無線LANに対応し、スマートフォンアプリを使用した遠隔操作、スマートスピーカーと連携した音声操作などが可能。

人の不在を検知すると運転パワーをセーブする「不在節電運転」
「オートオフ機能」は、人がいなくなって約3時間経つと自動で運転オフ

室内機の本体サイズは、799×385×295mm(幅×奥行き×高さ)。室外機の本体サイズは799×299×630mm(同)。

ラインナップは、「CS-AX221D」(冷房時のおもな適用畳数が6畳)、「CS-AX251D」(同8畳)、「CS-AX281D」(同10畳)、「CS-AX401D2」(同14畳)、「CS-AX561D2」(同18畳)、「CS-AX631D2」(同20畳)、「CS-AX711D2」(同23畳)、「CS-AX801D2」(同26畳)。

奥行き、高さを抑えたコンパクトモデル

同時に、室内機の奥行きや高さを抑えたコンパクトモデル「エオリア EX/GXシリーズ」の2021年モデルも発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、EXシリーズが約12万円~約23万円前後、GXシリーズが約10万円~約19万円前後(すべて税別)。

EXシリーズは室内機の奥行きを、GXシリーズは高さを抑えたコンパクトモデル。圧迫感を軽減し、すっきりとしたデザインを採用した。いずれも「においケア」モードや「フィルターお掃除ロボット」を備える。GXシリーズは「不在節電運転/オートオフ機能」非対応。

室内機の本体サイズは、EXシリーズが798×239×295mm(幅×奥行き×高さ)、GXシリーズが790×340×249mm(同)。

奥行きを抑えたEXシリーズ
高さを抑えたGXシリーズ