ニュース

業界初、出火場所を知らせるパナソニックIoT火災警報器。離れた部屋やスマホに通知

IoT対応住宅用火災警報器

パナソニック ライフソリューションズ社は、火災検知時に出火場所を通知する「IoT対応住宅用火災警報器」を11月21日に発売する。複数台同時に作動するワイヤレス連動型で、価格は「親器 SHK42712」が10,000円、「子器(煙式) SHK42422/SHK42422Y」が9,700円、「子器(熱式) SHK42128」が9,220円。

火災検知時に出火場所を特定し、音声で知らせる火災警報器。同社製のHEMS機器およびスイッチと連携することで、火災時に照明を一括点灯する。出火場所の通知と照明点灯により、迅速な避難をサポートする。

親器と子器がワイヤレスで連動する。例えばリビングで火災を検知した際に、2階の寝室や階段など離れた場所にある警報器も連動して作動。「リビングで火事です」と、火元を知らせる音声を流す。具体的な部屋名称で火元を知らせる機能を持つのは、市販されている住宅用火災警報器(電池式無線式連動型)で初となる。

リビングで火災が発生した場合、寝室の警報器が連動して出火場所を知らせる

同社製のHEMS「AiSEG2(アイセグツー)」と、照明スイッチ「アドバンスシリーズリンクモデル」「アドバンスシリーズリンプラス」と連携し、火災検知時に家中の照明を一括点灯する。就寝時などの暗所で火災が発生した場合でも、部屋の照明が自動点灯することで、スムーズな避難の手助けになるという。

さらに火災発生時は、AiSEG2と接続されたスマートフォンへ通知を行なう。AiSEG2では、警報器を設置した部屋名を自由に登録できるため、スマホ上でも火災の発生場所が一目で確認可能。このほか、電池切れ/故障/電波異常/交換時期などのメンテナンス情報も通知する。

親器と子器(煙式)の本体サイズは、100×25mm(直径×高さ)。重量は約115g。作動方式は煙式(光電式2種)。子器(熱式)の本体サイズは100×36mm(同)、重量は約105g。作動方式は熱式(定温式/65℃相当)。

いずれも電池寿命は約10年。親器~子器間の電波の到達範囲は、水平見通し距離約100m。連動可能台数は、1システムにつき親器は必ず1台、子器は14台まで。

HEMS「AiSEG2」との連携で、火災時に照明を一括点灯可能
スマートフォンへ出火場所を通知する