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ソニー、首元を冷やす「着るクーラー」一般販売。ペルチェ素子+ファンでひんやり
2020年7月1日 11:44
ソニーは、インナーウェア装着型ウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET(レオンポケット) RNP-1A 」の一般発売を7月1日から開始した。価格は13,000円。REON POCKET専用インナーウェア「RNPS-C1VA」も同時発売される。価格は1,800円
REON POCKETは、昨年夏にソニーのクラウドファンディングサイト「First Flight」で支援募集していた。その際に公開1週間で支援金額が目標の6,600万円を達成し、話題となった。
ペルチェ素子とファンで冷却または温めできる、冷温ウェアラブルデバイス。本体をインナーウェアの首元にあるポケットに装着し、Bluetooth接続したスマホアプリで操作することで、冷温それぞれ4段階で本体の温度を設定できる。屋内外さまざまなシーンにおいて、着るクーラーとして使えるという。
利用シーンに応じて選べる3つの機能を搭載。
「オートモード」は、本体に搭載された複数のセンサーにより、本体内部や冷温部の温度、ユーザーの行動を感知し温度を自動的に調整する。「マイモード」はCOOL/WARMの繰り返しやオフタイマーを設定できる。「クイック起動」は、本体のボタンを押すだけで起動が可能。スマホアプリの操作が不要で、手軽な利用を実現する。
夏の30℃の環境下を想定した実験では、「REON POCKET」を使用した場合は、利用しない場合よりも、本体接触部分の体表面温度がマイナス13℃になったという。
本体サイズは約54×116×20mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約89g。使用温度範囲は5〜40℃。リチウムイオンバッテリーを内蔵。充電時間は約2.5時間。充電池持続時間は、冷却動作時が約2.5時間、温熱動作時が約2時間。対応OSは、iOS 13以上またはAndroid 8以上。
同時発売されるREON POCKET専用インナーウェア「RNPS-C1VA」は、本体が首元にフィットするよう設計されている。本体を専用インナーウェアの背面ポケットに装着して使用すると、首元を直接冷やしたり温めたりできる。サイズはS/M/Lの3サイズ、カラーはホワイトとベージュの2色。いずれも価格は1,800円。素材は、ポリエステル 90%、ポリウレタン10%。