ぷーこの家電日記

第627回

どうやって食べよう!? 豊作で嬉しい悲鳴

東京はまだ梅雨明けしていないのに、まるで真夏のような猛暑。今年も暑くて長い夏になりそうだ。

大嫌いだった夏だけど、40代に入ってから年々どんどん好きになっていき、今では夏が大好きな季節である。それもこれも家庭菜園のおかげである。冬野菜は大根にしても白菜にしても収穫したら終わりだけど、夏野菜は採っても採ってもポコポコと実をつけてくれる。日差しが強くて暑くても「あぁ、野菜が日差しを浴びて育つ!」と喜んでしまうし、憂鬱な雨の日だって「恵みの雨だー」と喜んでしまう。そして週に1回しか行けない畑に週末行くと、夏の日差しを浴びてご機嫌に育った野菜たちが迎えてくれて私もご機嫌になる。

地に根を生やし、光を浴びてすくすく育つ姿に夏を感じるとともに、元気をもらえるのだ。私にとって畑は日常の中の非日常。また、土を触っていると色々リセットされる感じが心地よい。夏野菜の色鮮やかさと逞しさと可愛さに、食べなくても、育ててるだけで何だか元気になるから不思議だ。

そんなご機嫌な夏野菜、梅雨もまだ明けていないのに、畑でご機嫌にパリピのように成り狂っている(笑)。茄子もピーマンも数本ずつしか植えていないのに、毎週毎週それはそれは実をつけまくっている。たくさん収穫できるうえに、「来週も豊作だ!」とわかる感じで小さな実もたくさんつけている。

実際、梅雨が明けてから9月くらいまでの本当の真夏は、さすがの夏野菜も暑すぎて夏バテして収量が減るので、真夏直前の今と秋がピークではあるのだけど、この1カ月ほど、まさに嬉しい悲鳴状態で、毎週ピーマン40〜50個、茄子が10本ちょっとずつ採れている。茄子はもう少し加速しそうな勢いさえある。

ほかにもシシトウや唐辛子などもたくさん採れている。両手で抱えきれないほどずっしりした量の野菜たち。採る時はウキウキのホクホク、帰宅後「これどうすんの!?」とげんなりする(笑)。さすがに1週間の食べるノルマが高すぎて食べ切れない。一生懸命食べるけれど、食べ切る前に翌週末がやってきて、頑張って減らしたつもりが増えていくのだ。怖い(笑)。

今年は気候がいいのか、土がいいのか、はたまた育て方がいいのかわからないけれど、自画自賛するくらいにかなりキレイな野菜が育っている。特にピーマン、もともと肉厚で美味しい品種ではあるのだけど、もうピカピカに輝いて、見るからに美味しそうな出来栄えである。この出来栄えなら、人にあげても多分迷惑はかからない。ということで、せっせせっせと野菜配りおばちゃんと化している。

平日夜に通っている陶芸教室にも毎週「今週のピーマンですぅ」などと袋一杯のピーマンを持って行って、みんなに引き取ってもらっている。「全然嬉しいし、いつでも大丈夫」とは言われるものの、迷惑にならない量と頻度の見極めって難しい。あとは手を挙げてくれた友人に嬉々として送ったり。毎週綱渡り状態で何とか消費している状態だ。

それと同時に、茄子とピーマンの大量消費メニューをひたすらに探求している。茄子に関しては、今年4品種育てていて、「これは焼き茄子用」「これは揚げると美味しい」「茄子ステーキにぴったり」「麻婆茄子専用」みたいな感じで、それぞれ1番合うと言われる調理法があり、わざわざ用途別に選んで植えていたはずなのに、これだけ採れ始めるとそんなに丁寧に色々料理なんてやってられない。まとめてドーンと鍋にぶち込んで大量のカレーを作っている。

毎日ランチはカレー。在宅時もカレー、お弁当もカレー、小腹が空いてもおやつにカレー。カレーが無くなるとまた新しいカレーが鍋に仕込まれる。夏が終わるまでエンドレスカレーが続くのだ。ルウを変えたり肉を変えたりスパイスカレーにしたり、色々変えながら作るけれど、どれも大量に茄子を入れる。色々変えながらとはいえ、カレーはカレー。早くも飽きてきた。

夜には大量消費の定番である麻婆茄子や焼き茄子、そしてチーズやトマトを使ってグリルなどの料理。美味しいけれど、やっぱりだんだん飽きてくる。ピーマンに関しては、チンジャオロースが好きだから多めに育てているというのはあるのだけど、こちらも食べすぎるといくら好きでも飽きてくる。ピーマンの定番料理の肉詰めは、肉の方が多くて意外と大量消費できないと気付いて最近敬遠している。茄子とピーマン生活も、これから11月まで続くのだ。そろそろ新しい大量消費メニューに出会いたい!

そんなことを思いながらスーパーをパトロールしていると、「パリパリ無限ピーマンのもと」という商品を見つけてしまった。これはよさそうと思って買ってみる。作り方も簡単。切ってレンジにかけて調味料の粉と調味油、さらにパリパリ麺を和えるだけ。さすが無限ピーマンというだけある。「美味しい! 無限にイケるわー!」と思っている間に食べ終わる。夫も大変気に入っていた。そして私は気付いてしまう。「これさ、マルタイの皿うどんでも作れるんじゃない?」

皿うどんといえば、パリパリの麺と具材用の調味料が付いている。皿うどんの調味料を半分くらいとごま油を使って作ってみると、これがまぁかなり美味しいのだ。1袋200円程度で2食入りなので、1袋200円程度のパリパリ無限ピーマンのもとの約半額だ。ジェネリックパリパリ無限ピーマンとして、ピーマンの大量消費に役立ってくれそうなものを1つ見つけた!

それともう1つ。これもスーパーで目に入ったモランボンのチャプチェの素。パッケージに「お肉とピーマンで作る」と書いてあるので飛びついてしまった。ピーマンご指名のこういうの嬉しい! こちらも作り方は非常に簡単。肉を炒めて具材入りの素と春雨を入れ、軽く煮てから最後にピーマンを入れるだけ。分量に書いてある倍量のピーマンを入れて作ったら、これが非常に美味しくて感動した。もっとピーマン入れてもよかったかも!

パリパリ無限ピーマンとチャプチェを同時に作ったら、1食でピーマン10個ペロリだ。いいものを知ってしまった。同じように「茄子を入れるだけ」とか「無限茄子の素」とか、麻婆茄子とはちょっと違う趣向の「茄子をうたった商品」が出ないかなぁと切望しつつ、今日もとろとろ茄子がたっぷり入ったカレーを食べているのでありました。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。