今日のいいね!

シャープの高級ハンディファン、質感が大人にピッタリ

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します
プラズマクラスターオウルフローハンディファン PJ-HS01

先日、シャープがハンディファンを発売した。おなじみ、同社独自のイオン「プラズマクラスターイオン」の発生ユニットを搭載したハンディファンだ。

特に、筆者のような加齢臭が気になる中年男性にフィットするんじゃないかと、さっそく借りて使ってみた。「プラズマクラスターオウルフローハンディファン PJ-HS01」の実売価格は9,900円前後。

スーツにも似合う大人のハンディファン

まず手に持った時の、アルミボディの質感が良い。落ち着いたボディカラーが、光に当たって鈍く光っているのも「違いの分かる大人用だよ」と言っているようで好印象だ。

筆者はスーツを着ることはまれだが、このアルミ外装の質感の高さであれば、中高年ビジネスパーソンが持っていても、チープな雰囲気は漂わない。

高い質感のアルミ外装

消臭効果も期待できるというプラズマクラスターイオンを、風と一緒に肌に届けてくれるのもうれしい。正直、どれだけ効いているのか効果をはっきりと実証するのは難しいものの、筆者のタバコ臭のするシャツに、2時間くらい同機で風を当て続けたところ、ニオイは消えた気がする。ただし、厳密な実証ではないので、同機の風だったから消臭できた! ……とは断言できない。

ハンガーにストラップを掛けてシャツに風を当ててみた
プラズマクラスターイオンの発生ユニットは本体後部に内蔵されている。そこから電極(針)が出ている
電極(針)を拡大すると、電極の先端が紫に光っている。イオンが放出されている?

それでも、電車内などで自分もしくはほかの誰かのニオイが気になる時には、ほぼ無音の弱モードで運転しておけば、なんとなくだが気持ちの救済に良いような気がする。また、社内で机の上に置いて、風を当てておけば「消臭している自分」に安心感を得られる。

普段は締め切っているクローゼットの中で、定期的に起動させれば、消臭効果が期待できる。ハンガーなどに吊るして使えば、カビなどが発生しやすいクローゼットの中も、イオンを充満させられそうだ。

ハンガーなどに掛けて、時々クローゼットの中で使うのも良さそう

風量は、弱/中/強の3段階に加えて、断続的に風を送る「リズム風」を備えている。特に座って仕事している時には、一定の風を当てているよりも、緩急のあるリズム風を使った方が心地よい。

風量は、弱/中/強の3段階で切り替え可能。加えて、断続的に風を送る「リズム風」モードを備える

同機は「オウルフローハンディファン」という名前だが、この中の「オウル」とは「ふくろう」のこと。静かに羽ばたくふくろうの羽根にヒントを得て、ファンの形状を工夫していることから、この名前となっている。

では実際に使ってみて、音はどうなのかは気になるところ。自宅で仕事をしながら使った限り、弱とリズム風モードだと、生活音に紛れてほとんど無音のような印象。中モードにすると「あっ、動いているんだ」って気が付き、強モードでは……離れた場所に置いてあるリビングファンと同等の存在感はある。

風音をチェックした

強モードについては、例えばスポーツ後に一気に風を当てて体を冷やしたいという時には、少し物足りなさを感じる。そもそもの設定として風がそれほど強くないというのと、他メーカーの「ジェットモード」のような「キュィ〜ン!」といった甲高い音がしない……つまり音による演出がないため、物足りなさを感じるのだろう。

安全性が高そうな点も評価したい。気温40℃の環境下での使用を想定し、バッテリーの周囲は熱に強いアルミ素材と難燃樹脂で覆われている。また、外装にアルミを採用しているのも、安全性を高めるため。バッテリー自体も、最大60℃までの動作温度に対応するリチウムイオン電池を使い、炎天下の屋外でも安心して使える。

バッテリー交換に対応するわけではないが、内蔵のバッテリーを取り外せるのもいい。廃棄する際、リサイクル協力店などへ本体ごと持っていくよりも、小さなバッテリーだけの方が持ち込みやすいはずだ。

「プラズマクラスターオウルフローハンディファン PJ-HS01」は、安くてパワフルなハンディファンを探している人には向かない。ハンディファンとはいえ、こだわりのある物、安全性に配慮された物を持ち歩きたいという人に適したモデルといえる。

首の角度は上下に変えられる。程よい硬さなので角度を調整しやすい
ストラップ穴が小さいので、ストラップの紐を通せるかは確認が必要
河原塚 英信