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日立、料亭のごはんとすしめしの技を自宅で味わう炊飯器。京都 八代目儀兵衛と協力

RZ-W100DMの使用例

日立グローバルライフソリューションズは、料亭のごはんやすしめしの技が自宅で楽しめるという5.5合炊きのIHジャー炊飯器「ふっくら御膳」2モデルを7月4日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、スチーム40時間保存などに対応した上位機「RZ-W100DM」が8万円前後。スチーム24時間保存の「RZ-V100DM」が5万5,000円前後。

高級米料亭を営む八代目儀兵衛と炊飯方式の開発でコラボレーションした製品。'19年のモデルに搭載した炊飯方式「極上ひと粒炊き」を引き続き採用。八代目儀兵衛が理想とする「外硬内軟」(粒の輪郭と甘みが際立つ)ごはんを実現したという。

両機種の主な違いは、RZ-W100DMの「極上コース」に白米、無洗米、雑穀米、玄米(発芽玄米)、麦ごはんのコースがあるのに対し、RZ-V100DMは白米、無洗米のみとなる点など。また、保温時間はRZ-W100DMがスチーム40時間だが、RZ-V100DMはスチーム24時間となる。そのほか、 「おこげ」コースはRZ-W100DMのみ搭載するといった違いもある。

RZ-W100DM

ごはんだけでなくすしめしにも料亭の味

新モデルでは、普段のごはんに加えて、すしめしでも八代目儀兵衛の技が楽しめるという「極上すしめし」コースを採用。普段のごはんもすしめしも、高級料亭の技が自宅で味わえる炊飯器に進化したとしている。

京の米老舗 八代目儀兵衛は、京都で代々続く老舗米屋。先代より受け継がれた技によりおいしいごはんを提供する、数多くの食通が認める銘店。

RZ-V100DM(パールホワイト)
RZ-V100DM(メタリックレッド)

大きな特徴は、最高1.3気圧の圧力と最高107℃の高温スチームにより、ひと粒を丁寧に炊き上げる「極上ひと粒炊き」。京の米老舗 八代目儀兵衛の「ひと粒ひと粒しっかりとした食感で、かむと甘みが広がる外硬内軟のおいしさ」を実現するという。

新機能の「極上すしめし」コースは、好みや用途にあわせて選べる極上コースにおいても、八代目儀兵衛の技が楽しめるというもの。

八代目儀兵衛が理想とするすしめし用のごはんは、粒感を残しながら、水分と粘りを適度に抑えた炊き上がりで、普段のごはんとは異なる炊き方が求められる。「極上すしめし」コースは、米が吸水しすぎないうちに、圧力をかけながら最高1.3気圧まで加圧し、沸点を最高107℃まで上昇させてすばやく加熱。さらに、圧力をかけたまま最高107℃のスチームで、高温を維持しながら短い時間で蒸らして炊き上げる。

こうして浸し/加熱/蒸らしのバランスを調整することで、粒感を残しながら、水分と粘りを適度に抑え、酢と合わせたときによくなじみおいしく調和する、すしめし用のごはんの炊き上がりを実現したという。八代目儀兵衛の料理長が監修した、酢合わせのコツやすしめしを使ったレシピも用意する。

「蒸気カット」で置き場所自由、汚れ落としも簡単に

置き場所の自由度を高める「蒸気カット」も搭載。炊飯時に発生する蒸気を本体にためておき、蒸らし時の高温スチームとして使うため、ほとんどの蒸気をカットするという。これにより、炊飯中の蒸気がほとんど出ず、スライド式の棚の中でも使えて、置き場所に困らないとしている。

「白米・極上ふつう」コース0.54L(3合)炊飯時、標準水量0.58L(580mL)の場合の排出蒸気量は5.8mL(約1%)。なお、炊飯コースや周囲環境などによって排出蒸気量や見え方は異なる。

手入れがしやすくなったという新デザインも特徴。従来モデルRZ-W100CMのデザインを踏襲しつつ、本体内部のフレームに施していたシリコン入りコーティングを、新たにRZ-W100DMのフックボタンと蒸気キャップの上面にも採用し、汚れが落としやすいという。さらに、抗菌剤入りとすることで清潔性にも配慮した。

本体カラーは、RZ-W100DMがフロストブラック(K)。RZ-V100DMがパールホワイト(W)とメタリックレッド(R)の2色。ディスプレイは両機種で異なり、RZ-W100DMのみホワイトLEDバックライト付きの大型液晶、RZ-V100DMはグレー液晶を備える。

消費電力はいずれも1,400W(炊飯時)。本体サイズと重量も共通で、248×302×232mm(幅×奥行き×高さ)、約6kg。コンパクトしゃもじ(自立式)や計量カップが付属する。