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シャープ、巣ごもり支援の新「ヘルシオ」。2段で主菜&副菜同時調理、AIメニュー提案

ヘルシオ AX-XA10(レッド系)

シャープは、ウォーターオーブン「ヘルシオ」新機種として、上下2段で同時に調理できる2機種を6月18日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、業界初「AIパネル」搭載でクラウドサービスと連携する「AX-XA10」が17万円前後、AIパネルを搭載しない「AX-X10」が16万円前後。

上位モデル「AX-XA10」は、AI機能が進化し、各家庭の使用スタイルに合わせてメニューを提案できるのが特徴。AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」が調理履歴を学習することで、メニューを画面上に提案する。ディスプレイは4.3型のカラータッチパネル液晶。

両機種ともに、上下2段で主菜と副菜を同時に調理できる新「まかせて調理」のほか、好きな食材などを入れるだけで分量を気にせず簡単に調理できるという「らくチン1品」機能を新たに搭載した。総庫内容量は30Lで共通。

AX-XA10(ブラック系)

XA10が搭載する「AIパネル」は、使い方を学習し、各家庭の使用スタイルに合わせて季節や時間帯ごとのメニューを提案するという機能。Wi-Fiを備え、AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」と連携して、各家庭の調理履歴などをクラウドで学習。使うほどに表示内容が進化するという。季節や時間帯によって、各家庭に合わせた「いつものメニュー」と「おすすめメニュー」を表示する。

業界初というAIパネル画面

XA10/X10共通の新「まかせて調理」は、分量や温度帯(常温/冷蔵/冷凍)を気にせず、好みの食材を角皿にのせて調理方法を選ぶだけの自動調理機能が進化したもの。従来の2段調理は上段で主菜/副菜の調理、下段で惣菜などの温めができたが、新機種では、下段での調理も可能となった。

例えば上段で肉や魚などのメインの調理をしながら、下段で温野菜やゆで卵などの副菜を作れる。一度に複数のメニューが調理でき、「家庭での料理の回数や量が増えた昨今の巣ごもり生活をサポートする」としている。

新「まかせて調理」でガーリックチキンステーキ&温野菜を2段調理

そのほか、自動レンジ調理の新機能「らくチン1品」により、好きな食材や調味料を組み合わせ、分量設定なしで手軽に調理が可能。煮物やカレー、パスタなどを最適な仕上がりに調理できるという。

食材を1~4人分の分量でボウルに入れ、「らくチン!煮物」「らくチン!カレー」など5つのカテゴリーから選んでスタートすると自動調理を開始。食品から発生する蒸気をセンサーが検知して仕上がりを判定するため、食材や調味料をアレンジでき、分量が変わってもおいしく仕上がるという。「まかせて調理」のメニューに加えて煮物やカレーなどのメニューも簡単に調理でき、副菜などをもう1品作りたいときや、いつものメニューを簡単にアレンジしたいときにおすすめの機能としている。

AX-X10(ブラック系)
AX-X10(ホワイト系)

そのほか、XA10のみ「あぶり焼き」に対応するなど、利用できる機能が一部異なる。掲載メニュー数は、XA10が338(自動メニュー382)、X10が43メニュー(同62)。なお、X10はメニュー集PDF(詳細版)をダウンロードすると、追加で掲載メニュー221、自動メニュー245が利用できる。

本体サイズや重量は共通で、490×430×420mm(幅×奥行き×高さ)、約25kg。定格消費電力は1,460/1,410W(レンジ/オーブン・グリル)。付属品は、ワイド角皿2枚とハーフ調理網2枚で、XA10のハーフ調理網は2段重ねに対応する。メニュー集も同梱。

本体カラーは、AX-XA10がレッド系/ブラック系、AX-X10がブラック系/ホワイト系の各2種類。