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シャープ、“炊飯器の神様”がプロデュースした3合炊きIH炊飯器 ～新家電シリーズ「PLAINLY」も発表
2019年12月12日 11:00
シャープは、空間になじむデザインでシンプルな使いやすさを追求した新家電シリーズ「PLAINLY(プレーンリー)」を発表した。少人数世帯向けの製品をラインナップし、3合炊きIH炊飯器「KS-HF05B」や、容量137Lの2ドア冷蔵庫「SJ-GD14F」などを、12月中旬より順次販売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、23,000円前後、65,000円前後(税抜)。
すっきりとしたデザインと、厳選された機能で使いやすさを追求した新家電シリーズ。少人数世帯向けのサイズで、求めやすい価格を特徴としている。シンプルながらも必要な機能は備えており、「ここちよく暮らすための家電」と位置づける。
ラインナップは、12月12日発売で“炊飯器の神様”がプロデュースした3合炊きIH炊飯器「KS-HF05B」、12月下旬発売の2ドア冷蔵庫「SJ-GD14F」を用意。このほか既に発売している、17L単機能レンジ「RE-TF17S」、18Lオーブンレンジ「RE-WF18A」、5.5合炊きIH炊飯器「KS-HF10B」も同シリーズの製品群となる。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、20,000円、35,000円、25,000円前後(税抜)。
いずれもカラーはブラックとホワイトの2色展開。インテリアに調和しやすく、カラーを揃えてキッチンに置くこともできる。2ドア冷蔵庫は耐熱100℃のトップテーブルを採用し、電子レンジをのせて使用可能。
“炊飯器の神様”プロデュースの3合炊きIH炊飯器
3合炊きIH炊飯器「KS-HF05B」は、三洋電機で炊飯器事業に携わり、可変圧力IH方式“おどり炊き”を開発し、“炊飯器の神様”として知られる下澤 理如氏がプロデュース。人によって美味しいと感じるごはんの種類が異なることから、炊き分けメニューを充実させたという。
白米の炊き分けは「ふっくら」「しゃっきり」「極上」モードを用意。このほか、「玄米/炊き込みご飯/おかゆ/すしめし/蒸し野菜」などを搭載する。
炊飯器での炊き分け機能について、下澤氏は以下のように語った。
「炊飯は主に吸水→煮る→焼く→蒸すという4つの工程で構成されています。この工程の火加減と時間のバランスがおいしさのカギで、特に重要なのは吸水です。吸水時の温度によって炊きあがり時の食感も変わります。今回はふっくらとしゃっきりといった炊き分けができるようにし、ふっくらで炊いたごはんは甘みを感じられ、しゃっきりで炊いたごはんは粒感を得られます」
実際にKS-HF05Bで炊いた、「ふっくら」ごはんと、「しゃっきり」ごはんを食べ比べてみた。「ふっくら」ごはんは、口に入れた瞬間にお米のふんわり感が印象的で、甘みもしっかりある。やわらかすぎず、ベチャッとした食感もなく美味しかった。
「しゃっきり」ごはんは、おにぎりで試食。しゃっきりで炊いていても、お米1粒1粒がツヤツヤしている。食感もふっくらのときとは明らかに違い、粒感が楽しめた。冷めてからも食べてみたが、固くなることはなく最後まで美味しくいただけた。
なおKS-HF05Bには圧力機能はないが、圧力機能の有無について下澤氏は、「圧力機能を使って炊飯するとより食感の幅が広がり、もっちりした食感のごはんも炊けるようになります」とコメント。ただし圧力機能を搭載すると価格も高くなるため、もちもちした食感が好みでなければ、ふっくら/しゃっきりモードの2つで十分そうだ。
表示部はLEDを採用し、使うときだけ光る設計。大きな文字で、使いやすさとスタイリッシュさを両立させたという。
本体サイズは、221×312×212mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.8kg。消費電力は757W。保温は12時間。
なお5.5合炊飯器「KS-HF10B」にも、「ふっくら」「しゃっきり」「極上1合」の炊き分け機能を用意する。
「つけかえどっちもドア」採用の2ドア冷蔵庫
2ドア冷蔵庫「SJ-GD14F」は、ヒンジを付け換えて、右開きにも左開きにも変えられる「つけかえどっちもドア」を採用。独自イオン「プラズマクラスター」を搭載し、除菌されたクリーンな冷気が庫内を循環するという。
本体サイズは、480×600×1,125mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約36kg。各室の容量は、冷蔵室が91L、冷凍室が46L。消費電力は、電動機が50/53W(50Hz/60Hz)、電熱装置が110/110W(同)。
