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富士通ゼネラル、ダブルAIと複眼輻射センサーでより高精度に快適を実現する「ノクリア X」
2019年9月27日 16:11
富士通ゼネラルは、ダブルAIと複眼輻射センサーを搭載するハイエンドルームエアコン「ノクリア X」の2020年モデルを発表した。冷房能力2.2kW～9.0kWの9機種をラインナップし、2.2~8.0kWタイプは11月上旬、9.0kWタイプは12月中旬に発売される。価格はオープンプライス。店頭予想価格は28万円～43万円前後(税抜)。
ダブルAIを搭載するハイエンドルームエアコン。本機では、本体とクラウドの双方に搭載したAIが連携・学習することで、ユーザー好みの温熱環境をより高精度に提供するという。また室内の温度ムラを検知する複眼輻射センサーを搭載し、これをAI学習・温冷風に反映させることで、室内温度をより均一に保てるようになったという。
2019年モデルでは、本体(エッジ)は、温湿度や外気温、操作履歴などのデータを収集し、クラウド上にあるAIが学習モデルを作成していた。本機では本体とクラウドの双方にAIを配置し、連携してユーザーデータを解析・学習可能になった。それにより、学習データの精度がアップしたという。また収集・解析できるデータとして、温度ムラが追加されている。
新搭載の複眼輻射センサーは、晴れの日や雪の日の窓際など、室内で温度ムラができやすい場所を細かく検知可能。センサーが収集したデータは、各種収集データやユーザーによる過去の運転データ、気象情報とともに解析・学習され、ユーザー好みの温熱環境として反映されるという。
専用スマートフォンアプリ「どこでもエアコン」は、従来どおり、外出先からの電源オン/オフ、運転状況や電気代を確認できるほか、故障時には「機種名」や「エラーコード」を表示可能。これらの情報は、修理受付フォームへも自動入力できるため、即座に修理を依頼できるという。
従来機同様に、冷房の設定温度到達後でもしっかり除湿できる「再熱除湿」機能、室内機を55℃で10分間加熱除菌する「熱交換器加熱除菌」、室内機左右から送風し部屋の温度を均一にする「デュアルブラスター」は引き続き搭載。据え置き型でBluetooth通信を行なうタッチパネル式リモコンも採用される。
また2020年モデルから、29畳に対応する冷房能力が最大の9.0kWタイプが追加されている。
