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ダイソン、日本専用モデル「Dyson V8 Slim」を発売。日本の住環境に合わせ、吸引力と本体重量のバランスを最適化
2019年8月21日 15:04
ダイソンは、吸引力と本体重量・サイズのバランスを最適化した、日本専用モデルのスティック掃除機「Dyson V8 Slimコードレスクリーナー(以下、V8 Slim)」を発表した。
同社公式オンラインストアの直販価格は、ノズル類が5つ付属する「Dyson V8 Slim Fluffy+(以下、Fluffy+)」が63,720円、2つ付属する「Dyson V8 Slim Fluffy(以下、Fluffy)」が52,920円(ともに税込)。ダイソン直営店、ダイソン公式オンラインストアのほか、各家電量販店にて、8月21日から順次発売するという。
本体質量が2.15kgと軽量な、コードレスのスティック掃除機。開発エンジニアが日本の家庭を実際に訪問し、生活スタイルや掃除の仕方などの情報を収集したうえで、日本の住環境で使用したときに、吸引力と本体重量が最適なバランスとなるように開発したという。
2016年5月に発売されたスティック掃除機「ダイソン V8(以下、V8)」をベースに開発されており、モーターは同モデルに採用された「ダイソン デジタル モーター V8」を搭載する。吸引力では、0.3μmの微細な粒子を99.97%捕らえる。
最長運転時間は、通常モードが約30/40分、強モードが約7/7分(いずれもクリーナーヘッド/非モーター駆動ツール時)。充電時間は約5時間。
「ダイソン V8」の本体重量は2.61kgだったため、0.46kg軽量化されているが、軽量化のポイントは主に2点で、1つ目がヘッドの小型化、2つ目がパイプの小径化・短縮化。
ヘッドは、ソフトローラークリーナーヘッドから、スリムソフトローラークリーナーヘッドとなり、40%の薄型化、40%の軽量化が図られているという。回転ブラシは、軽量アルミニウムを採用したことで、29%小径化されている。
ブラシのカーボンファイバーとフェルト部のつなぎ目も見直したという。これにより、家具下の隙間などの狭い箇所の掃除も手軽に行なえるようになった。ヘッド内部の空気の流れが再設計されており、壁際のゴミもしっかり吸い取るとしている。
パイプは6cm短くなり、小径化。身長158cmの筆者がV8とV8 Slimを使い比べると、V8 Slimでは軽さとパイプの短さで取り回しがしやすくなった印象。
Fluffy+にだけ付属する、新規のツールとして「LED隙間ノズル」がある。これは、隙間ノズルの先端の上側部が稼働と同時に光る仕様。ノズルの上側には、付け根から先端までグラスファイバー状のものが入っており、またノズル自体も透明なので、点灯時はノズル全体が光っているように見える。家具の隙間や下などの暗いところを掃除するのに役立つ。
またお手入れ面では、回転ブラシの取り外しがよりしやすくなっている。回転ブラシを取り外すには、従来はコインが必要だったが、これが不要となり手だけで取り外せるようになっている。
実際に使ってみると、壁際のゴミや、フローリングの溝に入ったゴミも難なく吸引できる。また稼働音がV8よりも小さくなっている。静音については、本体内などの空気の経路にチューニングを施すことで音量自体を抑えたほか、音質を耳障りになりにくいものに変更しているのだという。
本体サイズは、250×210×1,123mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.15kg(ともにスティック利用時)。付属品は、Fluffy+が収納用ブラケット、ミニモーターヘッド、コンビネーションノズル、ミニソフトブラシ、フトンツール、LED隙間ノズル、Fluffyが収納用ブラケット、コンビネーションノズル、隙間ノズル。