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アイパー、AC/DC/USB出力対応で、スマホから家電まで給電できるポータブル電源

 ソフトウェアメーカー・キングソフトは、ポータブル電源「Aiper(アイパー)」ブランドの日本総代理店になることを発表。同時に、同ブランドのポータブル電源4モデルを、国内で発売する。

 ラインナップは、容量45,000mAhの「FLASH」(価格16,800円)を筆頭に、86,400mAhの「DAYWALKER」(同48,800円)、150,000mAhの「ELECTRO」(同68,800円)、201,600mAhの「ELECTRO PLUS」(同99,800円)。

写真左から「ELECTRO500」、「DAYWALKER300」、「FLASH150」

 USBやAC出力ポート、DC出力に対応し、1台でスマートフォンから家電製品まで多彩なデバイスに電力供給できるポータブル電源。家庭用電力に近い「正弦波」を採用し、パソコンのような精密機械などにも、安全に利用できるとする。

 また、BMSシステムを搭載。過充電や過放電、ショートなどから、バッテリー本体と接続したデバイスを保護するという。充放電寿命は約500回。

 家庭用コンセントはもちろん、ソーラーパネルやカーチャージャーからの本体充電にも対応する。

 搭載されたLCDディスプレイでは、残量や出力の状況を表示するという。

アイパーポータブル電源 150W「FLASH」

 4モデル中で最もコンパクトなのが、定格出力150Wの「FLASH」。場所を取らないサイズ感で、家庭用の非常用電源としての利用におすすめだとする。iPhoneであれば、約15回の充電が可能。

 LEDライトを搭載し、懐中電灯のように使える。

「FLASH」

 本体サイズは254×108×132mm(幅×奥行き×高さ)。重さは1.8kg。バッテリー容量は45,000mAh/173W(3.6V)。出力は、ACコンセント×1口、USB端子×2口、QC3.0×2口、Type-C端子×1口、DC端子×2口、シガーライター端子×1口。充電器はACアダプター、シガーソケット充電ケーブル、ソーラーパネル充電ケーブルを付属。

重さ1.8kgで、片手でも軽々と持てる。LEDライトを搭載し、懐中電灯のように使える
側面に配置された入出力端子類
LCDディスプレイには、残量や各出力の状況などが表示される
キャンプなどにおすすめだという
ポータブル電源300W「DAYWALKER」

 ワイヤレスチャージ機能を搭載し、対応スマートフォンのワイヤレス充電が可能。iPhoneであれば26回。サイズもコンパクトで、持ち運びの多いシーンでも便利に利用できるとする。なお、パナソニック製のバッテリーを採用している。

「DAYWALKER」

 本体サイズは230×140×204mm(幅×奥行き×高さ)。重さは3.5kg。バッテリー容量は86,400mAh/311W(3.6V)。出力は、ACコンセント×1口、USB端子×2口、QC3.0端子×2口、Type-C端子×1口、DC端子×2口、シガーライター端子×1口。充電器はACアダプター、シガーソケット充電ケーブル、ソーラーパネル充電ケーブルを付属。

スマートフォンなどのワイヤレス充電に対応する
端子類はラバーのカバーで保護されている
アイパー ポータブル電源500W「ELECTRO」

 車のバッテリースターターとしても使えるジャンプスターター機能を搭載。iPhoneであれば約52回充電可能。家庭用のバックアップ電源としてはもちろん、キャンプなどでの利用にもおすすめできるという。

ポータブル電源500W「ELECTRO」

 本体サイズは240×190×238mm(幅×奥行き×高さ)。重さは7.5kg。バッテリー容量は150,000mAh/540W(3.6V)。出力は、ACコンセント×2口、QC3.0端子×4口、Type-C端子×1口、DC端子×2口、シガーライター端子×1口。充電器はACアダプター、シガーソケット充電ケーブル、ソーラーパネル充電ケーブルを付属。

本体側面にはLCDディスプレイや端子類を配置
入出力端子
アイパーポータブル電源800W「ELECTRO PLUS」

 4モデル中で最も容量(201,600mAh)が大きいモデル。iPhoneであれば約63回の充電が可能。キャンプなどではもちろん、DIYなど屋外で機器を作動させる際のバッテリーとしても十分な容量だという。パナソニック製のバッテリーを採用している。

「ELECTRO PLUS」
LCDディスプレイなどを搭載
ACコンセント×2口を備える

 本体サイズは343×160×245mm(幅×奥行き×高さ)。重さは8.5kg。バッテリー容量は201,600mAh/725.5W(3.6V)。出力は、ACコンセント×2口、USB端子×2口、QC3.0端子×2口、Type-C端子×1口、DC端子×2口、シガーライター端子×1口。充電器はACアダプター、シガーソケット充電ケーブル、ソーラーパネル充電ケーブルを付属。

折り畳み式のソーラーチャージャーを同時発売

 また同社は折り畳み式ソーラーチャージャー「ソーラーパネル 60W」と「ソーラーパネル 100W」の発売も予定している。価格は順に、17,800円、27,800円。

 いずれもセルは単結晶、撥水素材で変換効率が23〜25%のモジュールを採用。

 「ソーラーパネル 60W」の収納時のサイズは、1,410×2×372mm(幅×厚み×高さ)、展開時は353×35×372mm(同)。重さは約2.8kg。DC出力60W/18V/2A(最大)、USB出力10W/18V/3.3A(最大)。

 「ソーラーパネル 100W」の収納時のサイズは、520×26×350mm(幅×厚み×高さ)、展開時は1,420×2×520mm(同)。重さは約4kg。DC出力100W/18V/5.5A(最大)、QC3.0対応。

ソーラーパネルを展開したところ
セルは単結晶
発表会ではユージさんが登壇

 発表会では、タレントのユージ氏と快適生活研究家の田中 ケン氏が登壇した。

ユージ氏(右)と田中 ケン氏(左)

 ポータブル電源をどう活用するかをたずねると、田中氏は、以下のように提案。

 「僕はキャンプをしたり山へ登ったりすると、写真をよく撮ります。キャンプ場に戻った時に、その写真をプロジェクターで映して、みんなで見れたらいいですよね。このポータブル電源があれば、そうしたことができていいですね」

 一方のユージ氏は、家庭で娘に「もうパパとは遊んであげないから!」と怒られると、心が凹むというエピソードを語った。そんなユージさんに、田中氏は「うちにも娘がいるんですけど、キャンプをするといいですよ。『パパ、臭い!』なんて言われなくなるし、テントを張るだけで『おぉ!』ってなります」

「娘“に”遊んでもらってたんだ…オレ」と、最近気がついたというユージ氏
田中氏は、父娘でキャンプをすると良いと提案した

 そんなアドバイスを受けて、ユージさんもキャンプはしたいと思っていると答えた。

 「ただ、唯一の懸念が、キャンプにもある程度の快適さが欲しいなぁと。べつに電気がパーっと明るくつかなくてもいいんですけどね。でも、このポータブル電源を使えば、その程よく快適な感じをキャンプで実現できそうですよね!」(ユージ氏)

 また田中氏は、ポータブル電源は、キャンプだけでなく防災時にも活躍すると語った。

 「防災として考えると、一家に一台ではなく、一人一個持っていてもいいんじゃないかと思います。また、災害時やキャンプだけでなく、ちょっとした時に役立つものです」(田中氏)