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10年間で食卓の登場回数が半分になったメニュー!? 原因はレンジフードのギトギト掃除

 パナソニック エコソリューションズ社は、既婚男女1,000人に行なった「食卓の変化実態調査 byラクテク」を実施し、結果を発表した。レンジフードなどの掃除が面倒なことが原因で、家庭での実施回数がこの10年間で半分近くになったメニューがあるという。

 調査ではまず、「現在よく食卓にあがる家庭料理」を尋ね、1位「カレーライス」、2位「唐揚げ」、3位「ハンバーグ」、4位「焼き魚」、5位「餃子」という結果になった。

現在よく食卓にあがる家庭料理のトップは、カレーライス

 次に「キッチン周りで掃除が嫌な場所」を尋ねたところ、1位は「レンジフード(83.1%)」で、2位「魚焼きグリル(60.1%)」と20ポイント以上の差を付けた。3位は「コンロ(55.4%)」。

キッチン周りで掃除が嫌な場所は、ダントツ1位がレンジフード

 また回答者のうち20代だけを対象に「10代の実家の食卓と現在の食卓を比較し、主要な揚げ物5種の年間回数」を尋ねた。回答を減少率順に見ると、1位は「コロッケ」で45.8%、2位は「エビフライ」で39.7%、3位は「天ぷら」で37.9%となった。コロッケについては、40代・60代においても、手作り頻度が半減していることが分かった。

家庭でのコロッケ調理の頻度は、約半分にまで減少

 「自宅で揚げ物を避けたいと感じる要因」としては、1位「調理後の掃除や後片付けが大変になる(68.1%)」、2位「キッチンの油ハネ汚れが落ちにくい(58.4%)」、3位「レンジフードがすぐに汚くなってしまう(41.2%)」となり、キッチンの油汚れ掃除が億劫なことが、揚げ物の減少に寄与していることが浮き彫りになった。

家庭で揚げ物を避ける理由は、キッチンの油汚れ掃除が億劫だからと分かる

 揚げ物は全体の89.4%の人が「好き」と回答しているメニュー。「揚げ物を食べる側」の人では、68.7%が「もっと手作りの揚げ物を食べたい」と回答している。また「揚げ物を作る側」の人でも、"調理後の掃除が大変でなければ"という条件付きながら、67.5%が「もっと揚げ物を自宅でも作りたい」と回答している。