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白米好きにはたまらない。11通りの食感に炊き分けられる東芝の高級炊飯器で食べくらべ!
2017年8月24日 16:20
東芝ホームテクノは、“もちもち”から“しゃっきり”まで11通りに炊き分けられる高級炊飯器「真空圧力IHジャー炊飯器 RC-10ZWL」のメディア向けセミナーを開催した。9月中旬の発売を予定しており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は11万円前後(税抜)。
同社が展開する炊飯器シリーズの最上位モデル。釜の内部を真空状態にして、米の芯まで素早く吸水させる「真空αテクノロジー」と、炊飯時に圧力をかける「圧力可変コントロール」により、ごはんの甘みと粘りを引き出す「合わせ炊き」を採用した点が特徴。
新モデルでは、同社おすすめの「かまど名人コース」において、炊きあがりの食感を従来の9通りから11通りに拡大。「しゃっきり」から「もちもち」まで、料理や好みに合わせて選べるという。
また、新たな機能として、「甘み炊きコース」を搭載。独自の真空αテクノロジーにより、米に水がしっかり吸水されてからゆっくり加熱することで甘みを約12%向上させた。同コースでは、「しゃっきり」「おすすめ」「もちもち」の3通りの食感炊き分けを用意している。
玄米も食べやすい! 食感の違う6種類のごはんを食べくらべ
会場では食べくらべ用に、RC-10ZWLで炊いた6種類のごはんと玄米が用意された。かまど名人コースで炊いた、「しゃっきり」「おすすめ」「もちもち」、甘み炊きコースの「もちもち」、RC-10ZWLで炊いた「玄米・白米混合」、従来機種で炊いた「玄米・白米混合」があり、食べくらべてみた。
まず、「しゃっきり」は、米の粒感が際立っており、かためのごはんが好きな筆者にとって一番好みに近いと感じた。しかし、次に食べた「おすすめ」も美味しい。しゃっきりよりも甘みがしっかり引き出されていて、米本体の美味しさを感じられる。一番柔らかかったのは、甘み炊きコースの「もちもち」で、いずれも美味しくいただけた。
1つの炊飯器で、これだけバリエーション豊かなごはんが炊けるので、自分好みの味を探すのが楽しくなる。どの食感もそれぞれ特徴があり、白米好きの筆者にとっては箸が止まらなくなる食べくらべだった。料理に合わせて変えたり、お弁当用、冷凍保存用など用途に合わせて変えたりしても良さそうだ。
また、RC-10ZWLで新たに搭載された、玄米が美味しく食べられる「白米混合」コースで炊いた「玄米・白米混合」ごはんも美味しい。玄米特有のニオイや硬さがなく、白米と同じように食べられた。
同コースは、ひたしの工程で「真空αテクノロジー」を組み合わせており、玄米の吸水を促しながら白米も糊化させずに吸水できるというもの。玄米と白米の食感の差が少なくなるように、バランスよく炊き上げるとしている。
確かに、従来機種で炊いた玄米と白米混合のごはんは、玄米のかたさと白米のやわらかさがはっきりわかり、ムラがある印象。「白米混合」コースの玄米はクセが少ないので、これから玄米ごはんを取り入れたいという人も無理なく続けられる味だと感じた。
真空吸水の差は歴然!? 大根に食紅を浸して実験
また、米の芯まで吸水させる「真空αテクノロジー」の実証実験も行なわれた。同技術は、内釜内を真空にして米の空気を抜き、すばやく芯まで吸水させるというもの。米の芯に熱をしっかり伝えられるようになり、ふっくら大粒に炊き上げるという。
今回は大根に食紅を浸して実験。真空αテクノロジーを採用している新モデルの「RC-10ZWL」と、非採用の機種で大根の着色レベルを比較した。炊飯ボタンを押してから、吸水工程までを行なったら大根を取り出す。
大根は厚さ10mm、20mm、30mmにカットしたものを用意。RC-10ZWLで真空吸水した大根は、表面だけでなく内側までしっかり色がついていた。一方真空αテクノロジー非採用の機種では、大根表面には色がついているが、内側は白いままだった。
RC-10ZWLの本体サイズは245×328×228mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約7.2kg。消費電力は1,420W。本体カラーはグランホワイトとグランブラックの2色を用意。